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選挙に行こうと思ったきっかけ

今日は、3年前に亡くなった愛犬モコの誕生日。リメンバーミーの映画でも見ながら、亡くなった人(犬)を思い出してピザでも食べようか。

そうだ、息子が幼稚園で作ってきた衣装を来て、近所のおばあちゃんのおうちに行く予定だった。おやつをたんまりもらいに。

特に予定のない日曜日。娘のお弁当作りもない。息子の幼稚園もない。久しぶりに目覚ましをかけずに寝られるー!と昨晩はウキウキして寝付きが悪かったな。

そして雨予報なのにスッキリ晴れた秋晴れ。(今現在)
コーヒーを飲みながら新聞を広げた瞬間、「あ、選挙行かなくちゃ」とつぶやいた。

それを聞いた夫が「ココを読むともっと行きたくなるよ」と一言。

今朝の天声人語を読むと、本当に早く行きたくなった。

見た目は普通の紙なのに、二つ折りにしても、投票箱のなかですぐ開く。
(朝日新聞10月31日朝刊 天声人語)

そこには、ある合成紙メーカーの試行錯誤した様子が書かれていた。水に強く丈夫な紙は、野外用の地図などに使われていたが、折り曲げにくく収納しづらいという苦情があったそうだ。しかし40年前、この弱点に目をつけて様々な加工を試みて、ついに国政選挙で使われるようになったというお話。

この努力は、開票作業に奮闘した人々にとって、大幅な時間短縮となる画期的な改良だったらしい。

紙にはないつや。硬質な指触り。なめらかな書き味。あえて折ってみてもすぐ戻る。

これは早速触ってみたい!と思ってしまった私。

朝から怖い衣装を着込んでハロウィン気分の息子を連れて家を出た。午前中に選挙会場へ。最近にしてはものすごく早い、やる気満々のわたしたち夫婦。

会場で紙を触ると、確かにツルツル!なめらかな書き心地。そして折ってみた。しかもギュッギュッと指で力を入れて、くっきりはっきり折り目をつけてみた。でも・・・すぐに開く!!

夫と会場を出るや、政治や選挙ではなく、話はその紙のことで盛り上がった。

中学生の娘は、学校の先生から投票に行くことの大切さを学んできたらしい。「おかーさん、投票に行かない人は、政治に文句を言えないよ
その通り。サボる気は最初からなかったけれど、これだけ行くのが楽しみな選挙はなかったかもしれない。大袈裟だけど。

選挙の中身も大切だけど、こうして仕入れた情報を確かめに行く、そしてそこには必死で努力した人々の血の通ったドラマがある。そんなことに気づくのも社会を知る第一歩。役に立たない情報は山ほどあるが、こういうきっかけをくれた新聞に感謝だな。

最近、文章を書くことからちょっと遠のいていたけれど、今日はどうしても日が落ちる前に書き上げたかった。この私の「きっかけ」を書くことでたった一人でも「やっぱり選挙行ってみよ」「その紙触ってみたい」と思ってくれる人がいるかもしれない。良い情報はシェアの時代。

それにしても、日曜日に家族がいる中で文章を仕上げるって大変だな・・・
やっぱり計画的にやることが大事。

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