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不合格通知


もしかしてこんなタイトル、不吉だしネガティブだし、誰かを不快にさせてしまうかもしれません。ごめんなさい。

だけど、夫が出張に行ってしまい吐口がないので、ここで吐かせてください。

もうすぐ48歳のおばさんが大学院を受験しましたが、不合格通知が届きました。

何がいけなかったのか、どこが足りなかったのか、知ることはできません。

応援してくれた子どもたちに、なんとなく申し訳なくて、
「でもおかーさんはまたがんばるからね。心配しないで。」
とだけ言えました。

自分でも、「まあ、仕方ない。次行こう、次」と平気なつもりでした。

でもあれから数日、毎日夢に見るのです。

2次募集に応募できた夢
補欠合格だった夢
友達のお父さんが大学教授でコネで合格にしてくれた夢
などなど。

結局、私は相当落ち込んでいるんだ。と気づきました。
経済的にも時間的にも、これが最大のチャンスでした。


私は学ぶことが大好きです。何か一つ終わると、何かまた学びたくなる。

例えば資格試験。これはきっと仕事に役にたつ、という理由のものもあれば、単に興味があって勉強を始めることも。

いきなり全く知らない世界のバイトを始めてみたり、「体験」という意味の学びも好きです。

勉強が好きなのは、若い頃に勉強を避けてきたことの反動だと思っています。

小学一年生の息子の宿題を見ていても、5以上の計算がパッとできずに、息子の方が先に答えを出す。

丸つけは当然計算機を使う。

5年生の姪っ子に息子の家庭教師を頼もうかと本気で考えています。

高校生の娘の数学なんて未知の世界。

そんな基本的な勉強をサボってきた私は、中学ではクラスの最下位でした。高校生でフランスに憧れて、「まずは英語だ」と、英語の勉強に明け暮れた、それだけが記憶に残っています。

子供の頃、勉強しなかった。それでも今、幸せに暮らしています。大人になって学ぶことの楽しさはどこで覚えたんだろう。単なる反動だけなのかな。きっとこうして書いていればいつか気づくかもしれない。

ガンジーが言っています。

「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」

この本当に意味するところは理解できていないけれども、目の前のことに向き合って、次から次へと興味の赴くままに学ぼうとする姿勢は、生きていく上でプラスになると信じています。

どこで学ぶか。
どんな環境で学ぶか。

は問題じゃない。
今の世の中、オンラインで無料で海外大学の授業さえ受けられる。

と言い聞かせて、「不合格通知」という悪夢から逃れようともがいているここ数日。

でもやっぱり。学んでみたかったな。あそこで。あんなふうに。

ワクワクして取り寄せた、何十年も前の大学卒業証明書と成績証明書。これまでやってきたことの全てをまとめあげた提出書類。人生が否定されたような、そんな気分になるのも仕方ない。

こうして、「悔しさをバネに」なんて言葉を軽々しく言えない私になれたことは、今回の出来事の大きな学びでした。

また一つ、誰かの「がっかり感」を少しでも想像できる経験が増えました。

私なんかより数百倍も勉強や研究、準備をしてきた小学生や中学生や高校生や大学生や社会人の受験生たち。もしこの春、理想に届かなかったとしても、また春は来ます。

人生は長い。60代、70代でも学校に戻る方々もいらっしゃいます。私なんてまだまだ若いなぁ。体力つけて、また子どもたちに頑張っている背中を見せなくちゃ。

さあ、次、次!

(涙ぐましい、セルフ励ましの記事でした。読んでいただきありがとうございます。元気出てきた。来年また挑戦しちゃうかも。)


でも自分では気づいているのです。
実は、あらゆることに手を出したり、勉強したり、そうすることで、目の前の仕事から逃げ回っているのです。

不合格は当然のことだった。自分のために、これで良かった。
やっぱり悔しさはバネにしなくちゃ。春だしね。跳ねないとね。
うさぎ年だしね。

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