逆襲のセイ子(反抗期篇)
5年前に片耳に3つづつピアスの穴をあけました。
ささやかな抵抗
両親が学校の教師という家庭は窮屈だ。
学生手帳に載ってる規則でいることが正義である。
そんな父
いわゆる"優等生"を判で押したような生き方をしてないと否定される。
大人になった今でも、私の少し茶色に染まった髪を見ては眉間にシワを寄せる。
子供の頃"すり込み"と暴力で抵抗しようもなかったし。
それが当たり前の生活に自身の生き方に疑問もなかった。
大人になって私の障害(adhd)が発覚し
両親もその事実を受け入れられない
思い通りいかない我が子の姿を目障りに思っていたのだろう。
大学に入った時、思い切って家を出ようとも思った。
所詮は親の経済の支配下にいる私は彼等の箱庭の従順な飼い猫だ
障害の二時的症状で鬱にもなり、感情さえ表に出さないようになったけど
母親だけは理解をしてくれた。
元から私は不良品
ポンコツだけど……
耳のピアスの穴と染めた髪は
飼い猫の主張だったのかも。
目立ちたいわけではないし
認められたいわけでもない
過去の痛みや
手首の傷
自分でいられなかった抵抗
"ここに私はいるよ"
存在している証
かなり遅くなってからの反抗期
子供ぽいとは思うけど。
仕事の関係でピアスもしてないし
髪も怒られない程度の色だけど。
今も耳にあけたピアスの跡が痛む。
過去の痛みに比べたらなんてことない。
今まで苦しんだ分、これからは強くなりたい。
私の逆襲が始まります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?