プリンス ビューティフル・ストレンジ

プリンスの生い立ちを描いたドキュメンタリー映画「プリンス ビューティフル・ストレンジ」をテアトル梅田で見てきた。

著作権者がまったく絡んでいないようで、断片的な映像を除けば曲やパフォーマンスは基本的に出てこなかった。それでも、その生い立ちを家庭環境にさかのぼって丁寧にひもといていく制作者の姿勢はつねにプリンスの本質に肉迫し、プリンスとわれわれ観客をできるだけ近づけようとする。

音楽を通してしかプリンスを知らず、孤高の天才というイメージが先行しがちで、実際、そう思っていた私のような者にも、多くの刺激と後押しを与えてくれた。

歳を重ねるといろいろ限界が見えてくるけど、そんな日々にモチベーションを吹き込んでくれる映画だった。

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