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新時代の住宅ウェブ展示場オープン(4月のわだい)

 住宅展示場というと、広い敷地に複数のモデル住宅が建ち並ぶ光景を思い浮かべるだろう。家を建てたいと考えている人は展示場を訪れ、タイプの異なるモデル住宅を比較検討しながら好みの家(メーカー)を選ぶ――というのが、住宅展示場の一般的な概念だ。
 そんな、今までの住宅展示場とは性質の異なる展示場が4月から本格稼働している。その名も住宅ウェブ展示場「3215(みにいこ).jp」(以下「3215」と略)だ。
 「3215」は㈱ライカマーケティング(郡山市、山下卓史社長)が手掛けるランディングページ(検索結果や広告をきっかけに訪問者が最初にアクセスするウェブページ)で、3月6日に〝プレオープン〟したばかりのページには同月下旬現在、地元ビルダー5社の見学会・イベント案内が掲載されている。
 「4月下旬までには30社ほどの見学会・イベント案内を掲載したいと考えています」
 と語る山下社長は、郡山市のフリーペーパー制作会社に10年勤務した後、独立して今の会社を設立した。

ライカマーケティング・山下社長


 「そのフリーペーパーでは住宅紹介に力を入れていて、読者を招いてモデルハウスをめぐるバスツアーを定期的に開いていました。ビルダーさんは『当社のウリは〇〇だ』とPRしがちですが、顧客は必ずしもそのウリに魅力を感じているわけではありません。つまりビルダー目線を強調するあまり、顧客目線を欠いた商品は、いくら品質が良くても興味がわかない、と」(山下社長)
 バスツアーに長く携わることで、ビルダーと顧客、双方の気持ちに接した山下社長は、住宅という商品を通じて〝溝〟を埋めることができないかと考えるようになった。
 その一端となったのが、同じころに携わっていたビルダーのホームページ(HP)見直しだった。
 「あるビルダーさんから『HPの宣伝効果が全くない』と相談されたので『こうしたらどうですか』と提案したところ、それまでHPをきっかけとする注文はゼロだったのに、毎月コンスタントに注文が入るようになったのです」(同)
 山下社長は同様のコンサル業務を2年で十数社手掛け、住宅におけるウェブマーケティングの実績を挙げていった。こうした経験とノウハウが、後に「3215」を〝オープン〟させる土台となったのだ。
 「昔はチラシを大量に撒けば一定数の顧客が集まりました。しかし、スマホ世代の若者はチラシをほとんど見ません。住宅販売は20~30代の若い夫婦がターゲットなので、ウェブ広告の方が圧倒的に効果が高い。とはいえ、単にウェブ広告を出せば顧客が集まるかというとそうではない。いかに(家を購入してほしいタ
ーゲット層の)興味・関心を引く情報を伝えられるか、そのカギとなるのがマーケティングなのです」(同)
 ライカマーケティングでは、ビルダーに〝集客できるランディングページ〟を〝破格の価格〟で制作・掲載することを「3215」で実現。そうやって地元ビルダーをどんどん集めることで、住宅ウェブ展示場の拡充を図りたい狙いだ。一方、家を建てたいと考える若い世代には、「3215」を通じて各ビルダーの「暮らしの在り方」提案に触れてもらい、実際のモデルハウス見学やイベント参加につなげたいとしている。
 双方の〝溝〟を埋めたいと始まった、新しい形の住宅展示場がどんな効果を見せるのか注目だ。

※「3215」に広告を掲載したいビルダーは☎024(901)9278、またはHPから問い合わせされたい。


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