「痛みの基礎知識」#書く習慣126
日々の診療お疲れ様です。TROT(トロット)です。
Spotifyから3ヶ月980円で使えますよーなんて連絡が来ていたので、久しぶりに契約してみました。
ロックンロールを聞いていなかったうちにハイスタのツネさんは亡くなってしまったし、リンキンパークは20年経過してメテオラの2.0なんて出しているしでどんどんと時代が移り変わっているんだなあとしんみりする30代のロックンロールキッズなのでした。
痛みについての基礎
痛みとは?
・侵害受容器系の痛みだけではないという認識が必要
・痛みの恐怖、回避モデルが有名
・捻挫などをした際に、ネガティブ(破局的思考)に陥る方は過剰な回避行動に出る
→ 心と体に廃用のような状態が出現する
・破局的思考は患者の個性のため、それよりも過剰回避行動を抑制するのが我々の仕事
・痛くない動きを一緒に行なうことで不活動を抑制することができる
・問診の時にも「どうゆう時に楽ですか?」の質問も入れる工夫が必要がある
中枢性感作とは?
・痛がり、痛みに弱い…はこの可能性もある
・中枢性感作のメカニズム(wind up現象)
・侵害刺激が連続的に加わることで、二次侵害受容ニューロンの活動電位の発生頻度が刺激ごとに増加していく現象
・痛くても無理にやるのは良くない
痛みの伝導路
一次侵害受容ニューロン
二次侵害受容ニューロン
三次侵害受容ニューロン
押さえておきたいところは
痛みを早く伝える外側の経路 と 痛みは遅いけど気持ちと運んでいく内側の経路があることを認識する
臨床応用としては医師が処方した薬への理解
医師がどこを狙って薬を出しているのか?がわかると色々なことが臨床で見えてくる
例)
末梢の方に効く薬を処方されたけど全然効かない、という患者が二次侵害受容ニューロンに効く薬を処方されたら聞きました、といった場合
→ 末梢への治療ではなくて、二次侵害受容ニューロンを意識した治療に切り替えていかなければいけないなと判断できる
末梢に対する痛み止めが効いた場合
→ 末梢組織に腫脹や損傷があるから痛いのか、と判断できる
今日は雨が降っていたので、家族で近くのイオンに出かけたら子どもの描いた絵が飾られていてパシャってみました。可愛い。そしてとんでもなく色が薄い。笑
それでも、よーくがんばりました。