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裏路地が好き

今日は東京に行ってきた。
実は一人で新幹線に乗るのも、東京の街を歩くことも初めてで、内心ドキドキのおのぼりさんだったのだが、そんなことはおくびにも出さずシティボーイ風の面持ちで肩で風を切って歩いた。

初めての街を歩くと、この川なんて名前なんだろうとかこの橋いつからあるんだろうとかどっちが北なんだろうとか、あとボーダーの服着てる人多いなとか、とにかく色んな情報がいつもより入ってくる。世界の解像度があがった感じがしていつもよりちょっと楽しくなる。慣れたら感じなくなることは、慣れる前に沢山感じておかなければなと思う。

で、街を歩いてると特に、なんでと理由を尋ねたくなるような標識とか落書きとか裏通りとかたくさん見つけるのが楽しいのだ。もちろんビジュアル的にも楽しいんだけど、理由なんかあるわけないのになんで?と引き込まれてしまう感覚が楽しいのだ。僕は生きてく上で好きなものや嫌いなものに対して理由を説明できるようにしているし、人として当然でしょ?と思ってるけど、理由とか意味づけに縛られない魅力ってすごい。理由や意味がないかは、存在そのものが魅力だ。きっと僕が色々と理由を説明してしまうことには自分そのものには自信がないからなんだろうなぁ。「俺がこう思うからこうなんだ」って潔く言える大人になれるかなぁ。


YOJHO

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