日記をやめて短歌を詠みます
2023年はほぼ丸一年、日記を書いていました。理由は自分の中に起こる変化や自分の生活、心象を細かく記録しておきたかったからです。そもそもなんでこんなことを始めたのかという原因はは去年の頭に書き初めで「優先順位」という言葉を書いたところにあります。親しい人にはバレバレなのですが、本当に大きなことから小さなことまで優先順位をつけるのが苦手で、そのせいで無駄な時間を過ごしたり、信頼を失ったりすることがありました。優先順位をつけるというのは何かを選ぶことなので、その裏にはいくつもの選ばれないことがあります。かつてはその残酷さが耐え難かったのですが、2022年の終わり頃に何かを選ぶ選ぶことで日々が積み重なっていくのだと実感する出来事があり、去年の1年間は優先順位をつけて生きていくことを意識し、書き初めに書いたわけです。そしてその実感を高めるために日記をつけていました。
この日記にはかなり効果があり、これまでにない解像度で日々を理解したり、見直したりできている感覚があります。だけど1つ大きな反省もあって、それは人の見えるところでありのままを書きすぎたということです。僕は日記をTwitter(現X)上で公然と綴っていたわけですが、それは日記を継続するために人から見られているぞという意識を自分に植え付けるためです。だけどそんなみんなが見てる(かもしれない)ところで内省とか、感傷とかを書くだけ書いたことで、他人に気を遣わせてしまうようなこともありました。自分自身の変化を綴りたいというのは狙い通りでしたが、人に迷惑をかけるようなことは少し申し訳ないなと思います。ありのままを綴ることがそのままプロダクトになったら面白いなと思ってたのですが、もう少し体裁を整える必要があるなと感じました。
日記をつける日々の中、自分の生活が広い意味で誰かに面白がってもらえたらいいなという感覚が大きくなっていることに気づきました。だから今年も公の場で自らの日々を綴りたいとは思うんですが、今年は日記をやめて短歌を詠むことにします。日記だと他人に対する負の効果が大きすぎるし、31文字なら感傷も事実も喜怒哀楽も全て書くことはできないので、想像する余地があって楽しくて軽やかになるかなと思ったからです。なので日々の心象を体現する歌を詠みます。名付けて心象短歌。一年よろしくお願いします。
(X上で短歌を詠むので良かったらフォローしてください@yojho_)
YOJHO
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