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生活保護をやめる人が少ない理由を考察(1/3)

最近、生活保護を抜ける(やめる)人はすごく少ない!これは、生活保護が甘やかされて環境がぬるま湯だという証拠だ!
みたいなことが書かれているのを見ました。

今回は、なぜ生活保護をやめる人が少ないのか?実際に生活保護をやめた私が考察・解説します。

まず、生活保護ってやめるのも大変なんですよ。
水際作戦で申請が通らないとか、扶養紹介で家族に知られるのがイヤだとか
生活保護の情報ってなる前だけが大変みたいに言われているんですよね。
実際にはこのブログで書いているように生活保護になってから、そしてやめて社会復帰する時もまたすごく大変です。

もし、簡単にやめられるのならこんなブログ書いてません(笑)
だってそうでしょ?「1回なってみな~」で済むんですよ。
ここでアレコレ言う必要なんてないです。
問題は、現実を知ってもやめられないんです。だから下手したら10年、20年、もしかしたら一生という取り返しのつかない時間を失うことになりますよって言ってるんです。

生活保護脱却の観点から障害がある方と健常者の、それぞれの大変さを書き出してみました。

パターンA.障害がある人の場合
生活保護になる人はこっちのほうが圧倒的に多いでしょう。(程度の軽い重いの違いはもちろんあります)
厳しいようですがこの人たちは、抜け出したくても抜け出せる能力が足りないと感じることが多いです。

今、私は副業でグループホームで月に数回ですが働いています。
そこに住んでいるある人は、顔を洗うのに15分以上かかるんです。顔を洗うだけですよ。
着替えは含まれません。歯を磨くことも含まれません。
しつこいようですが、純粋に顔を洗うだけで15分以上です。
この間私はそばで見守りしています。
時給で働いているので待っている間ももちろんお金にはなるし、こういうことにイライラってことはまったくないですが。

性別や年齢などは一応個人情報のこともあるので書きませんが、この人は生活保護で私も通っていたような(通わされた)いわゆるB型作業所で働いています。
本人は自立したい。こういうところじゃなくて自分だけで部屋借りて暮らしたいと言っています。
ここでこれを読んでいる人に疑問を投げかけます(゚Д゚)ノ⌒・←疑問

この人は、自立できるんだろうか?
つまり、生活保護を脱却できるんだろうか?
私は正直、難しいんじゃないかと思ってしまいます。
もちろん本人が自立したいなら応援したいし、程度が軽い人なんかはB型ではなくバイトしている人もいます。

でも暮らしていけるだけの収入がある安定した仕事が見つかるのか?
日常生活のことを自分でやっていけるのか?って言われると…

生活保護をよく思わない人はきっと「そういう人たちのケースは特別だから仕方ない」と感じるかもしれない。
でも、それが受給者の特別ではなく“普通“だとしたら?

次回はB.健常者が生活保護を脱却する場合をやっていきます。
こっちのほうがこのブログのテーマに合っているし、生活保護になろうか検討している方には参考になる内容だと思います。
なぜ私が「よく考えてからなったほうがいい」と言っているのかに繋がることです。
 
※最近フードデリバリーの開業届けやらで忙しく、中々更新できずにすみません!

続く(1/3)

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