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あゝ同期の絆

 職員の口から「同期」という言葉をよく聞きます。長く働いている職員のほうがその傾向は顕著な気がします。文字通り同じ期(年度)に入職した者たちを意味するわけですが、その存在はやはり特別なもののようです。

 仕事を続けてこられた理由の1番は同期の存在とはっきり口にする職員も多く、入職後、喜怒哀楽を分かち合ってきた関係性がくじけそうなときに幾たびも気持ちを奮い立たせてくれたのだろうと想像します。

 特に同期にまつわるエピソードで印象的なのが「Aさんのこういうところを尊敬している」「Bさんみたいにこういうことができるようになりたい」といった相手を認める話を恥ずかしがらずに堂々と語る場面です。

 聴いていて心が温かくなります。もちろん負けたくないというライバルとしての気持ちもありながら、同時に良いところは素直に認め合う関係性が三幸福祉会ならではの「同期」なのではと感じています。

 三幸福祉会流の「同期」がこれからも目が離せません。

特別養護老人ホーム 清華苑
田村智之


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