自費リハビリについて⑦～自費リハビリ施設の改善事例③～

回復期リハビリテーション病棟と通所リハビリに勤務し、その後自費リハビリ施設に理学療法士として勤務している私が、自費リハビリ施設で体験している改善事例についてお伝えします。

1例目事例はこちら

（前編）
https://note.com/seika_kashika/n/n0c770135f275
（後編）
https://note.com/seika_kashika/n/nccd436382542

これまで100名以上の方のリハビリを担当しましたが、
印象に残る方をご紹介しますね☆

☆20代女性　B様　右片麻痺☆

○来所時の状態
　【発症してからの期間】
　　発症直後に急性期病院・その後回復期リハビリテーション病院に転
　　院し、回復期リハビリテーション病院で5ヶ月間入院の上、集中的な
　　リハビリを受けて、自宅退院。自宅退院直後に、自費リハビリ施設
　　に来られる
　【腕・手】
　　麻痺側の右手は若干のぎこちなさはあるが、概ね動きはよく、例えば
　　スマホの操作なども可能。動きにくさを自覚しており、無意識でいる
　　と左手ばかりを使用する様子あり
　【足・移動】
　　右手と比べると動きは悪く、右足のつま先は自分自身の力だけでは上
　　がらず、右膝を伸ばす力は発揮できずにいた。右足首にサポーターを
　　装着し、杖を使用して歩行が可能だが、杖・左足・右足のテンポでゆ
　　っくりと見守りで歩行可能の状態。

○初めて来所されたときの私の予測
　　足の麻痺は重度から中等度ではあるが、手の麻痺は軽く、足の麻痺も
　　改善できそう。まずは自宅内の歩行を伝い歩き・サポーターなしを目
　　標に取り組めるかな。

○実際の経過（最初の2ヶ月間）
　　精神的な不安定感が有ったが、徐々に自宅内の移動は杖無しで実施で
　　きてくる。足首を上に上げる（背屈）は引き続き出ないが、繰り返し
    　促通を実施。
　　杖歩行でもテンポが早くなり、安定した歩行が可能となる。友人と
　　ショッピングモールを買い物するなどが可能となる。

長くなりましたので、現在の状態は次のコラムでお話します！
今日も一日頑張っていきましょう！