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自費リハビリについて⑥~自費リハビリ施設の改善事例②~

回復期リハビリテーション病棟、通所リハビリで働き、自費リハビリ施設で勤務している理学療法士のわたしが、自費リハビリ施設で経験した改善事例についてご紹介します☆

こちらの記事は、前回のコラムの続きです。ご覧になっていない方はこちらからどうぞ☆

自費リハビリ施設に通い始めたときは屋内屋外ともに車椅子を利用し、移動していたA様ですが、その後毎週2回必ず自費リハビリ施設に通われていました。

○10ヶ月後の現在の状態
 【現在の普段の過ごし方】
  週2回は自費リハビリ施設に通いながら、週4回はデイケアに通われて
  います。デイケアにはリハビリ目的で通われており、入浴は自宅で実
  施しています。自費リハビリ施設に来る日は午後から一人で家で過ごす
  ので、自宅で料理をするなどして過ごしています!

 【腕・手】
  当初ピクリとも動かなかった腕や手は動きが出始めました。肩の亜脱臼
  が8ヶ月ほど経った頃から改善し始め、少しずつ肩も動くようになって
  きています。指はそれぞれの指をバラバラに動かすことができるように
  なってきている状態です。生活上は何かを押さえるという場面で活用す
  るように練習中です☆

 【足・移動】
  開始当初車椅子で移動していたのですが、前コラムに書いたとおり1ヶ
  月後には屋内の車椅子は返却し、自宅内は歩いて移動していただくよう
  になりました。その後自費リハビリ施設にて装具・杖なしでの歩行を
  練習した結果、現在は自宅内は終日杖・装具なしで移動できるように
  なっています。最近はお孫さんを追いかけ回すようになっているそうで
  す!

○自費リハビリ施設でこれからどう取り組むか?

 10ヶ月(厳密に言うと新型コロナウィルスの影響で2ヶ月ほどお休みされていたので、8ヶ月)の経過としては、主に歩行に良い結果が出ていると思っています。これからは腕・手に対する取り組みを中心に実施していきます。

具体的には、「支えられる肩を作る」ということです。

これまで痛みがあるなどの原因で体重をかけることができなかったのですが、痛みがなくなり、徐々に体重をかけることができるようになってきます。実際に現在ようやく四つ這いで、麻痺した手を支えることができるようになってきました。

支えられる肩を作ることができれば、A様の場合は、これから徐々に使える手になってくるのではないかと思っています。

次のコラムでも改善された方の事例をもうひとりご紹介しますね☆

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