防災教育の異種格闘技戦

 いきなり「???」となった方は多いでしょうね。
 異種格闘技戦はアントニオ猪木が始めました。猪木―アリ戦は、お堅い朝日新聞の社会面に記事が載っていた覚えがあります。私が高校生の時です。当時は茶番との評価でした。それでも猪木は柔道、空手などと格闘技の枠を超えた戦いを続けていきます。それが今、様々な総合格闘技として花を開いているのです。
 それと、防災がどう関係?まだ疑問に思われている方は多いでしょうね。実は、防災教育も他の領域との掛け合わせでどんどん面白くなってきているのです。私はもともと、「防災+α」の防災教育が面白いと思っていました。途中で、防災ではなくαが主となる「α+防災」の防災教育もあるかなと思うようになりました。防災×〇〇と、掛け算を使っている方もおられますね。例えば、防災+アートのNPO「+arts(プラスアーツ)」は面白い活動をどんどん生み出し、国内外にどんどん広げています。
 さて、防災教育の異種格闘技戦、面白いと思いませんか。防災教育が他の教育分野と戦いながら、相手の要素を取り入れ、どんどんと成長していくのです。
 ここまでは抽象的な説明でした。一つだけ具体例をお示しします。ジェンダー教育の中に避難所の男女問題を取り入れてみてはいかがでしょうか。ジェンダー平等の授業をいっぱいやって、最後に子どもたちにこんな風に問いかけてください。「避難所って、ジェンダー意識があるのかな?」その問いから、異種格闘技戦が深まっていくはずです。

 長く、投稿していませんでした。これからは、週に1本を目標に、頑張って書いていきたいと思っています。しばらくは、異種格闘技戦にこだわります。

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