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挨拶が嫌いな過去の私よ、自分のためにあいさつをしなさい

「人に、ちゃんと挨拶しろっていうやつなんてさぁ、結局自分に挨拶されたいだけでしょ。そんで自己肯定感を得たいんでしょ。挨拶なんて結局そういうことよ」とか言っちゃう過去の私よ。挨拶をしなさい。他の誰でもなく自分のために。


挨拶をしなさい。

「おはようございます」ではなく、少し喉をあげて「オハヨウゴザイマス!」という挨拶をしなさい。相手が目に入ったら「あっ!」という表情をして「オハヨウゴザイマス!」という挨拶をしなさい。加点対象となる挨拶をしなさい。


何故挨拶をするか。それは挨拶が好意の強制であるからです。自分の姿を見かけて元気になる人を嫌えるはずがありません。重ねた挨拶は、ポイントカードのように、相手の好意を上げていきます。強制的に、です。

考えてもみなさい。無茶ないじりへ上手い返しをしたり、行きたくもない飲み会に参加して、好感度を上げることがどれだけ面倒で難しいかを。そもそも「挨拶が嫌いだ」などという人間にそんなことができるはずがありません。

挨拶はコミュニケーションが高い人間の武器ではありません。人間関係が苦手な人間が、一番簡単に効率よく好感度を稼ぐための救済策なのです。

もちろん高めた好感度は自分のために使うことができます。例えば、あまり関わりがなかった人に仕事の依頼をするとき、「誰でしたっけ?」と「あぁ!いつもの!」の反応をされるのでは、仕事の進めやすさが本当に変わってきます。自分に好意を持ってくれる人間は本当に優しくしてくれます。


だから私よ、人間関係が苦手な私よ。お前のような人間だからこそ、挨拶をしなさい。喉を上げて「オハヨウゴザイマス!」という挨拶をしなさい。


(所要時間15分)


頂いたお金でグミを買います。グミを食べると人に優しくなれます。私を優しい人間にしてくれてありがとうございます。