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不器用だけど自分にだけ懐いてくれる後輩が結局一番かわいい

可愛がられやすい後輩の条件についての話。何も万能なコミュニケーション力を持つ後輩ばかりが可愛がられるわけではないよなと思っている。

先輩なる生き物は上に立つことを喜びをしていることを考えるとむしろ器用な後輩は好かれにくいように思う。廊下で出会ったらこちらから絡みにいくが、仲間内での土曜の飲み会には呼ばれないイメージ。


どんな後輩が先輩から一番好かれるのかはわからないが、「私は不器用だけど自分にだけは懐いてくれる後輩」なら2番手くらいにつけるような気がしている。

大学のサークルなどで見たことはないだろうか。特に取り柄もなく、気が利くわけでもないのに上の学年から可愛がられている先輩を。私は話を盛り上げてくれるわけでもないこの人が何故毎回身内の飲み会に呼ばれているのか不思議でしょうがなかった。

こういう人はおそらく1年生としてサークルに入った時も場にすぐには馴染めなかったはずだ。しかし、先輩方の根気強いコミュニケーションにより徐々に打ち解けていく。するとここに"ストーリー"が生まれる。この背景こそが、新歓ですぐに打ち解けられる後輩には無い何よりの強みなのだ。"俺が一生懸命話しかけたおかげで心を開いてくれた"感。初めて後輩から飲みの誘いが来た時、先輩はとてつもなく嬉しかったはずだ。これがフックとなり先輩の心に刺さり続ける。これがまじで強い。



まぁつまり何が言いたいかというと、コミュニケーションが下手でもそれなりに立ち回る方法はあるんじゃないかという話です。でもこれを狙ってやってしまうと不器用感が抜けてしまうので本末転倒ですね。難しい。


(所要時間15分)

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