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バチェラーから学ぶ一流のサバイバル

バチェラー、超一流ビジネスマンのサバイバルゲームとしても面白いという話。

バチェラーとは一人の超ウルトラハイスペックな男性(バチェラー)との結婚を目指して数十人の女性がお互いに出し抜きあいながらサバイブするドキュメンタリーである。

いや違う。

確かに好感度が下がれば脱落させられてしまう極限状況の中で参加者の女性達がハイスペックなライバルとしのぎを削り合う様子はヒューマンドラマとして見どころかもしれない。

しかし、本当に極限状況にいるのはバチェラーの方なのである。

数十人からの激しいアタックに対応しながら一人一人の人格を分析判断し誰を残すかの選択を下し、極限状況ゆえに起きるハプニングにも対処しなければならない。

私が見たシリーズのバチェラー、黄皓は実業家の親を持ち、鋼の肉体が備わったイケメンで自身も実業家という超エリート、正に神が二物を与えた存在である。

そんな彼が、絡みつく数十の愛憎から成る人間関係のゴタゴタを次々と捌いていく様子がとにかく見ていて気持ちがいいのだ。

特に彼の弁論の力に関してはもう凄まじいというほかない。出来合いの言葉をたくさん知っているだけのその辺のチャラ男とは違い、彼は自分と相手の置かれた状況、その後の展開、テレビ的な盛り上がりを条件とし、最適解とも言える言葉を瞬時にその場で作り上げるのだ。実業家であり、言葉の選択の重要性を誰よりも理解しているからこそできる芸当である。数人にも及ぶ浮気(意訳)の問い詰めをいなしたときは痺れたね。

バチェラーはバチェラー自身のサバイブドキュメンタルとして見るとまた違う味がして面白いです。


(所要時間26分)

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