見出し画像

夜中にね、ゲーセンに行こうと思ったのだけど

お風呂に入ろうと服を脱いだ時のことだ。「今から久しぶりにメダルゲームやりたくね!?」という天啓が急に降りてきた。そしたらもういてもたってもいられなくて、服を着直して、レンタサイクルを予約しようとしたところで「そもそもそんなにメダルゲームしたいんだっけ」と正気に帰った。

昔から「夜中に思い立ったことをすぐさま実行する」という行為に耐え難い魅力を感じており、それが無茶だったり意味のない行為であればあるほどさらに惹かれてしまう。夜中の12時に王将へ天津飯を食べに行ったり、夜中の2時にドンキにお菓子を買いに行ったり、朝の四時にチャリで河岸を走ったり。しょうもないけれど、衝動に従って行動するのは気持ちがいい。

動機も考えてみたりするのだけど「なんかエモくね?」という薄い理由しか出てこない。大抵は別にめちゃくちゃ楽しいというわけではなく、ただ疲れ果ててさっさと寝ればよかったと後悔することも多いのだけど、なんだかんだ充実した気分にはなる。


結局私はゲーセンには行かなかった。合理的な判断のおかげで、無駄な体力を使わずに済んだのだけど、今日はもう寝るだけになってしまった。落ち着いてはいるけどつまらない日常だなとおもう。


所要時間14分

頂いたお金でグミを買います。グミを食べると人に優しくなれます。私を優しい人間にしてくれてありがとうございます。