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「奴隷ラムシル」連載化構想 その17 イジワル夫人のエピソード

 以前に、登場人物の個性をもっと際立たせようと書いていたのですが、奴隷化された主人公が部族長の第二夫人(マケバ)にいろいろされるというところを考えています。このあたりはすごく裏があってというよりはエピソードを面白くするのが主ではないかなと考えています。以下は案です。

 主人公は第一夫人に助けられて去勢を免れています。よって第一夫人の所有物です。ではありますが、ある作業場に送られて作業をしていますが、そこで働く別の奴隷が作業場の監督を殺して逃げます。主人公はまだ息があると助けますが、後に疑われて投獄されます。それを助けるのが第二夫人で、それをきっかけに所有者が第二夫人に移ってしまいます。

 後にわかるのですが、殺人の疑いをかけたのは第二夫人の策略でした。理由は元から第一夫人を嫌っていて、去勢されていない奴隷を独り占めしたと思ったからでした。第一夫人は名目上の夫人で要は人質としてそこにいますので部族長は夫人が奴隷を使って好きにしても構いません。第二夫人は宦官しか与えられていなかったのです。

 さて、主人公が第二夫人に何をされるかですが、部族長が夜に来た後に呼び寄せたり、裸にして下半身を掴んだ状態で第一夫人との事はどうだったのかと嫉妬に狂って白状させようとします。他にも何か酷い事を考えましょう。

 そして、主人公が第二夫人の部屋を出て真っ暗な廊下を部屋に帰ろうとすると、第二夫人の息子、つまり部族長の跡取りに出くわします。その子は夫人とは離れて住んでいて夜な夜な母親のところに来たのですが、主人公と母親のしているところを見てしまいます。

 子供と夫人の関係はまた後のエピソードで使う事にしようと考えています。殺して逃げた奴隷が仕返しに来る時に何か使えそうに思います。親子の絆のようなものがあるのか、無いのか・・・みたいな。


 もうオリジナル版とはかなり変わっていて、ほとんどゼロから書き直している感じになっているのでまだ時間がかかりそうです。気温が少し暖かくなってきたので環境は良くなってきましたが、花粉が来るのが心配です。今はまだ消えない感じです。

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