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良いから黙って半袖になれ Vol.26

赤字から数ヶ月がたち
コスト削減案はその当時の自分の力では
ほぼ出し切っていた。


そして売上をあげるしかない!ということに
行き着いた。
売上をあげるにはどうしたら良いか?
売上をあげるアイデア1人作戦会議をはじめた。

特売?!
安売り?!
ポイント?!
広告?!


そして思いついた。
冬、半袖で仕事をしたらお客様がビックリ!
そして応援してくれてお店に入ってくる!
ってなった。



やっぱこの頃 発想が完全に狂ってる❗️



せいじ「いわも今日から半袖!」
いわも「え?!寒くないですか?!」
せいじ「半袖になれば売上あがるから!」
いわも「半袖になれば?なぜ?」
せいじ「疑うな!やると決めたら信じてやれ!」
いわも「半袖と売上、関係ありますかね?!!」
せいじ「関係あるかどうかは売上が決める!」
いわも「・・・・・。」
せいじ「良いから黙って半袖になれ💢」
いわも「はい❗️りょーかいです❗️」
せいじ「よし!今から長袖禁止❗️」



そして駐車場に出て
真冬に半袖のまま
当時のガソリンスタンドみたいに
のぼり旗を通る車に向かってふった。
恥ずかしさとか
プライドとか 
効率とか
可能性とか
ん〜そういうものはなかった!
ただただ寒かった❗️


旗をふり続けたある日
警察が来て
「申し訳ないんだけど安全運転を害する可能性があるから旗ふりやめてもらえないかな?」と
言われ意気消沈。がーん😨
まぁ警察が来るぐらい目立ってた。



ただ半袖は注意されなかった。


警察公認だ。



雪が降っても半袖だ。
店頭でのオープン準備はド派手に半袖。
そうだ!今考えたら山本義雄さんも半袖だから
雪かき手伝ってくれたんじゃないか!?


仲間うちや
生産者の間では半袖でいる2人は名物に
なっていった。


お客様からは
「元気だね〜」
「若いって良いね〜」
「寒そうでかわいそう😢」
「みてるこっちが寒いわ!」と
賛否両論だった笑



2人の間で寒いは禁句だったし
寒いそぶりも禁止だった。



本当の裏事情は
あまりの寒さに家に帰った時は
お風呂から30分は出れない笑
完全に拷問だ。
今ならパワハラだ!


そしてその月の房の駅スペシャルの売上は
オープン日の売上を2日連続で超えた。
そして過去最高の売上月になった。
半袖との因果関係、相関関係は。。。。。
あるにきまってる笑


今でも自分が通年通して薄着である理由だ。
信じるか信じないかはあなた次第👉



『諏訪聖二、黒字独学』
第5条 薄着になることができれば売上はあがる。

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教科書にない赤字店舗を黒字化する10か条
『諏訪聖二、黒字独学』Vol.21-Vol30(全10話)






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