衝動 《詩》
Grateful Billy the Kid Just Anarchist
笑ってみなよトミー 酷でぇ面だな
随分と派手にやられたもんだ
今更
お前にサヨナラする訳無いだろう
心配するな粋がるなビビるな
いつだってお前の味方だぜ
奴等の運も此処までだ
ケジメか落とし前か知らんが
俺達が若いからって
舐めてんじゃねぇ
物の順序ってヤツを
キッチリ教えてやるよ
相手が俺達だって事を忘れるな
Jim Beam ラッパ飲み
このブランツを
吸い終えたら出かけるぜ
おとなしく謝罪するフリ
申し訳御座いません…
とか言って安心させて
殺る時を待つ いいな
出来るよな トミー
パーティの始まりだ
シートの裂けた76マスタング
エイミーに宜しく
Grateful Billy the Kid Just Anarchist
ぶっ殺されたとか 飛んだとか
迷いを超えたその先に
確かな光がただひとつ
いつだってそうだったろう
上手く行く
なんたらホールディングスとか言う
奴等のアジト
もう直ぐ側まで来てる
やらかそうぜ 銃を取れ相棒
Seiji
拳銃でロシアンルーレット
銃口は俺 カチッ
外れた 緊張感たっぷりの部屋の中
またくるっと回した 今度はトミー
お前に向けられた
俺は外れてくれと
心から願った カチッ
トミーも外れた
空気がピリピリしてる
しくじったのは幼馴染のトミー
連帯責任で俺も巻き込まれた
トミーお前の罪も馴染みの俺等
いつもつるんでは遊んでたな
苦楽も共に暮らした
また震える手で脂汗垂らしながら
トミーは回す 今度は俺だ
一発当たれば即死
俺は引き金を引く
あばよ 銃口を見届け人にぶっ放す
運良く命中 銃をポケットに入れ
鍵を探してトミーに渡す
ビビリのトミー
本当は根っからの優しさの塊だ
二人でドア蹴破って
大通りに出る
タクシー捕まえ最寄りの駅まで
コインロッカーにも念の為
紙に包んで置いた金と銃を取り出す
切符売り場無視して
ホームに入り込む
今後の事考えなきゃな
俺は妙に冷静だった
プラットホームに電車がきた
俺は俺等は
何処に向かおうとしてるんだ
シド
銃を携えて互いに
背中合わせの俺とトミー
アジトを見つけ出し
地獄の門番にハイタッチ
入るや厭な銃口向けて
ハイな気分でハイ Hello
怒涛が俺等を沸き上がらせる
エイミーに捧げるよ
俺等からエイミーを奪っておいて
タダで済むと思うのか
クソッタレ 中指立てて
Hello SATANが待ってるぜ
俺等は自己防衛で
牢獄よりグッパイしてやるぜ
二人とも生き残ったら
エイミーの墓地に花束置いて
俺等の武勇伝語ろう全部
なあ トミー
シド
collaboration : シド
⭐︎ thank you my friend ⭐︎
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