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数学ギョウザ "少し書き換えました。"

先生が黒板に数字を書き並べた。

この数列をフィボナッチ数列という。1,2,3,5、8、13、21、34、55...と数字が続く。例えば5はその前の並びの2と3を足したもの、21はその前の2つの数の8と13を足したものだ。

そして先生が語り始めた。

「今日は数学好きの店主が経営する数学ギョウザという店の話をしよう」

「その店はギョウザをフィボナッチ数列の数で皿に盛り客に提供する。ギョウザを6個食べたいと思えば、ギョウザ1個の皿と、ギョウザ5個の皿の2皿注文しなければならない」

「数列にない数のギョウザを注文すると皿が多くなりうんざりするが、店主自慢の店だ」

「ある日、店の看板から数学の文字が消えた。店主にわけを聞いた」

「娘夫婦が店に来て12個ギョウザを注文したので8個入りの1皿と2個入りの2皿の計3皿出したら、6個入りのお皿2つにしてよ、もう来ないといわれたそうだ」

「今日は数学ではなく、この話から何か学んでほしい」

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