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ネットポルノは辞めようって話

今回はネットポルノの影響について考えて行きたいと思います。

何が問題か?
今やネット社会になり、誰でも簡単にネットポルノにアクセスできるようになりました。以前の煩わしい制約などもなく、簡単にしかも無料で楽しむことができます。
高校の先生をしていると、男子生徒からもネットポルノの話を聞くくらいです…
そのようなことが健全な高校生だなとは思うのですが、やはり悪影響もあります。
そこで注意喚起としてここに書き込んでいきます。

悪影響①ドーパミンの不足

ポルノ動画を見るとドーパミンが放出します。
それは動画を見るだけではなく、検索している際にもドーパミンが放出され続けています。

ドーパミンを聞いたことがあると思いますが、簡単に概要を説明すると
脳の側坐核から分泌されるホルモンで、人間を行動に導くホルモンです。
なので、ドーパミンが分泌されると、脳が指令を出して行動を促すわけです。

ギャンブルの依存なども大当たりした時の快感でドーパミンが分泌して、その快感欲しさにまたギャンブルに行けとドーパミンが分泌されるわけです。
欲求が起こった際に出るので、「欲しい」や「やりたい」、「食べたい」なんかの時にもドーパミンが大量に分泌されるわけです。
とりわけ、依存が高いものはドーパミンの分泌が関わってくるのです。

そして、自分でコントロールができなくなってしまうのです。

ポルノも同じです。ドーパミンが分泌するので、また観たくなるなるのでついつい夜更かしをして毎回見てしまうわけです。
ムラムラするたびに快感が欲しいという欲求が生まれ、脳がドーパミンを分泌し、行動に移してしまうわけです。

このドーパミンが分泌されるのは、あくまで絶対にできないというものの時には分泌されないものです。「もうすぐ手に入りそう」や、「もうすぐできる」という状態が分泌の条件です。
やる気が出る時ってあと少しでできそうなのにって時ではないですか?
歯がゆい時ほど欲しくなるものです。

なんでドーパミンが不足していくのかというと
簡単に快楽を得ることができるからです。
本来ならば、彼女を作ってしなければならないことが、自分で簡単にできてしまう。
人間は快楽的原則に従うので、彼女を作るよりも簡単に手に入るネットポルノを選択してしまうのです。
そして、擬似的に彼女がいるという錯覚をしてしまうループに陥ってしまうのです。

一日に分泌できるドーパミン量は限られている

実は人間には一日中に分泌できるドーパミン量が限られている。
ネットポルノを観ることによって消費したドーパミンによって、他のことに割くことができたドーパミンの量が少なくなってしまうのです。
10がドーパミンの量だとすると、ネットポルノによって5消費していたとしましょう。
そうすると、もう半分しか使うことができません。
その結果、ドーパミン不足のために何も行動を移すことができなくなってしまうのです。

そもそも、ネットポルノは人間には刺激が強過ぎるものです。
ワンクリックで本能を満たすことができるのだから中毒にもなります。
ポルノ自体が脳の前頭前野を萎縮させるから感情の抑制機能や自制心が働かなくなって、ますますポルノがやめられなくなってしまいます。
貴方がもし、ワンクリックだけで欲望が満たされるスイッチがあれば、押すことを拒むことはできますか?

これが子供だと、さらに影響は強いでしょう。
大人よりも敏感な彼らには刺激の強過ぎるものです。
私としては、子供のスマホは必ずセーフモードをかけておいた方が良いです。
どうしてもみたいなら、少し手間をかけてみた方が良いです。
友達と集まった時に鑑賞できるくらいにしておきましょう。
もしくは、想像力を働かせるトレーニングだと思って親御さんは心を鬼にしましょう。

悪影響②倦怠感が抜けなくなる

ドーパミンが行動力の源ということは上記で説明をしたと思います。
ここでは倦怠感が抜けなくなる要因を三つ説明します。
・ドーパミンの不足
・タンパク質の不足
・亜鉛の不足

ドーパミンは何か行動を起こすことに必要なものです。
このドーパミンをネットポルノに浪費してしまっているのが問題の一つです

タンパク質の不足
射精をするとタンパク質が排出されます。
タンパク質は人体の中でも大部分を占める栄養素です。
脳の機能でいうと、記憶力向上や精神安定、モチベーションアップなどに関係していると言われています。(詳しくは別の回で説明しましょう。)
タンパク質が不足すると、神経伝達物質がうまくいかず、脳が正常に機能しなくなるt言われております。
タンパク質が不足すると、ドーパミンの分泌も不足します。
なのでタンパク質が放出してしまう行為の一つとして射精が挙げられます。

亜鉛について
働きとしては、味覚を正常に保つ、アンチエイジング、免疫向上、精神安定、などが挙げれられます。セックスミネラルなんて言われていたりしますね。
タンパク質と共に神経伝達物質の働きをスムーズにしてくれる役割もあるので、脳機能の向上や感情のコントロールを助けてくれることで精神安定効果も期待できます。
神経伝達物質には、ドーパミンも含まれているので亜鉛が不足することで、ドーパミンも生成されにくくなります。
亜鉛は体内で生成できないため食事から摂取する必要があります。

なので、ネットポルノを見る。射精する。
いった行為によって体に必要な栄養素が不足することが考えられるわけです。

倦怠感の原因は大げさにいうと、射精によって体の中で精子を作るという負担が大きくなり、その結果、体を休めることができず、体に疲労が蓄積していくということになるのです。

悪影響③意欲の低下

意欲の低下も同じようにドーパミンの不足によるものとして説明ができます。
ドーパミンは、何か行動を起こす源です。
こちらが不足することによって何かを始めようと思えなくなってしまうのです。

高校生男子で何事にもやる気が起きずに、頑張ることができない学生が私の周りには増えてきていると思います。レポートや宿題の提出期限を守ることができず、ダラダラと過ごしてしまうことが挙げられますね。
そういった生徒は、もしかすると、もしかするかもしれません。
実際に、私の大学時代の友人もすごい人がいまして…やめておきましょう。

悪影響④人生を楽しめなくなる

こちらもドーパミンの役割ですね。
子供の頃は、自慰行為やネットポルノのような強烈な刺激が少ないので、ドーパミンが有り余っていました。
ですので、単純なおもちゃや些細なとこで、テンションが上がり楽しむことができたのです。
「あれやりたい」「これやりたい」っていう対象が脳に大して刺激の弱いものばかりだったので、当然ドーパミンの消費も適切だし、ドーパミンの貯蔵が常に潤っていたということになります。
大人になって、ワクワクやウキウキが少なくなってきたように感じるのはドーパミンが不足しているからではないでしょうか?

子供のゲームもそのような現象があると感じています。
ゲームを行うことで、リアルよりも刺激が強く、ドーパミンが強く分泌します。
昔はゲーム脳と言われることが、病気として言われていましたが、今は呼ばれなくなりましたね。ゲームをやり過ぎると、頭が悪くなる的なことでした。
実際には、ゲームを行うことで達成感を得ることが簡単にでき、ドーパミンを消費してしまうので、そのほかのやる気が削がれてしまい、学業などに気持ちが向かなくなってしまうのが問題なのでしょう。
あなたの周りにもいませんか?
スマホのゲームなども少し考えものですね。
ゲームでドーパミンを出してしまっても、何か残るものがあるでしょうか?
ゲームの配信者やe-スポーツ選手になるのであれば別ですがね。
小さい頃には制限しておいた方が良いのではないでしょうか?

人生を楽しめなくなる(その2)

彼女を作れなくなる。
人間は「満たされていない」って感じるからこそ、「行動をしなければ」という気持ちが高まります。
自慰行為は満たさせない気持ちを発散するために行うものですよね。
その「満たされない」をネットポルノを見ることによって、脳は勘違いして「満たされている」に変わってしまうのも問題です。
本当は「彼女を作らなきゃやばい!」って生存本能が呼びかけてくるはずなのです。
ですが、ネットポルノを見ることで擬似的に欲求が満たされてしまうので、無理に作る必要がなくなってしまうのです。
最近は草食系男子とか言われる人が多くなっておりますし、未婚男性の50%は交際経験がないということもあるようです。
また、脳は映像の女性と現実の女性を区別できないと言われているので、擬似的に中途半端に種の保存ができていると勘違いをしてしまってしまい、行動力も低下してしまいます。
彼女を作るのが面倒だっていっている男性は、もしかすると…中毒者なのかも…
それは言い過ぎですね。
でも、本能があるのでね…

ネットポルノを観るのをやめると?

①時間に余裕ができる
②疲労感が少なくなる
③些細なことを楽しめるようになる
④彼女を作るように行動を起こしやすくなる。
⑤少子化対策になる
⑥ハゲのリスクを減らすことができる

①時間に余裕ができる
単純に見る時間がなくなるので、そのほかに割くことができるようになりますね。
その他の趣味を探したり、仕事の資格の勉強をしたりなどに時間を割けるでしょう。
筋トレに励むのをアリだと思います。

②疲労感が少なくなる
夜な夜な何時間も見てしまう人であれば、睡眠時間を削ってしまっていることもあると思います。その大切な睡眠時間を確保できるようになるので、体は回復しやすくなるでしょう。また興奮状態にもならなくなるので、睡眠の質も確保しやすくなると思います。
さらに、精子を作る体力も温存できるので、さらに疲労感の軽減が見込めます。

③些細なことを楽しめるようになる
ドーパミンが十分にある状態になるため、些細なことでも楽しめるようになります。今まで5のエネルギー状態で行っていたものが、10のエネルギー状態で楽しめるようになるので、単純に倍になると思ってください。

④彼女を作るように行動を起こしやすくなる
これは危機感から生まれるものです。
種として生存をしなくては!となるので行動を起こさなければならなくなります。
今までは、動画で済ましていたものが、できなくなるので欲を満たすために行動をし始めます。
モテるかどうかは別として、行動を起こさなければ何も始まりません。
だから、まずは行動を起こせるような自分に変えていく必要があるのです。
イケメンじゃないとダメってことはないのです。
この世の中にはB選って部類がいるので大丈夫です。
好みは人それぞれですから。
安心してください。

⑤少子化対策になる
大袈裟かも知れませんが少子化対策になると思います。
カップルの数か増えるほど、子供のできる確率は上がります。
しっかり避妊をしていたとしても、授かり物です。
運が良い時だってあるのです。
なので、まずはカップルの数を増やし、結婚の総数を増やすことって大切ですね。
実際に一緒に生活したりするのは不便もありますが、楽しいことの方が多いですよ。
まずは一緒に生活できるパートナーを見つけるってだけでも良いと思います。
帰ってきて、ご飯が作ってあるとめちゃくちゃ元気になります。
なので、僕も早く帰ってきた時には進んで家事をやるようにしてます。
自分がしてもらって嬉しいことは返してあげましょうね。

⑥ハゲのリスクを減らすことができる
自慰行為によって分泌される、ジヒドロテストステロンの働きは、体毛を濃くする一方、「頭髪を薄く」させます。
さらに余計な皮脂を分泌させることで脂ギッタ顔立ちにして、さらに体臭を不快なものにさせてしまうのです。
ハゲは嫌ですよね。
なんとかしたいですよね。
ってことで、まあ回数を減らしてみましょうか。

てな感じになります。

まとめ

今回はネットポルノについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
そこまで、悪いことじゃないって思うかも知れませんが、今後のことを考えるとちょっと気にしておきたいですね。
特に青少年には、適切な対応をしていった方が良いと思います。
刺激が強いのでね。しっかりとした知識を持って自分で対処できるようになった方が良いです。
知識はものの見方を変える材料でしかないのです。
ただ単に辞めようじゃなくて、知識を持って自分自信選択できるようにしていくことが教育だと思っております。
人は自分で選択したこと以外は継続できないのだから…
大切なことは
我慢をしないで制限を設けることが大切です!!
そして、ムラムラしてしまった時には、それが原動力になります。
明日を生きる行動力を得たと思って、ムラムラを消化していきましょう。
ムラムラ=自分の原動力だと!力が発揮できる瞬間だと!
思って生きていきましょう。

ありがとうございました。

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