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遊郭の世界(二人用声劇・GL)

遊郭の世界 加賀美(かがみ) 香音(かおん) 加賀美『貴女も売られてきたの?』 香音『………』 加賀美『言葉も失くしてるみたいね。でも、大丈夫よ、わっちが其方を護ってあげる』 香音『………』 加賀美『遊郭は男の遊び場…わっちらは商品…でもね?商品にだって意思はあるもの。ただ好き勝手されるだけでは身体がもたぬ』 香音『お、き、さ、ゆ…』 加賀美『おきさゆ?白湯が飲みたいのかい?…違うのね、ふふ…そんなに首を振らなくても大丈夫じゃ』 香音『……う…』 加賀美『

    • 幼馴染み(四人声劇台本)

      幼馴染み ユウキ レン カオル マコト ユウキ『…アキラが死んだ』 レン『…は?』 カオル『な、何言ってんだよ…悪い冗談はよせ』 マコト『…何で…死んだの…?』 ユウキ『交通事故だ。…俺の目の前で…子供を助けて死んだ…俺は動けなかった…ごめん』 レン『え…いやいや、嘘だろ!?今日はエイプリルフールでもねえのにまた悪い冗談やめろよ!』 マコト『エイプリルフールでも…言っていい嘘じゃない…』 カオル『…ユウキが俺達を呼び出したのはそう言う事か。アキラには会えるの

      • 鬼の住む山(二人用声劇台本・BL)

        紫音(しおん) ゆう 紫音『鬼の住む山結ぶ山、笑えば喰われ泣けば吊るされる』 ゆう『それは何?何の詩(うた)?』 紫音『人間達が作った私に向けた詩(うた)だそうだ。実に面白い』 ゆう『面白い?貴方は何もしないのにね。僕を助けてくれた。人間を喰ったりなんてしないよね?』 紫音『…さて、どうだろうね』 ゆう『………』 紫音『私が怖くなったかい?』 ゆう『ううん。でも、今度人間を喰う事があるなら…最初に僕を喰ってくれない?そしたら僕は人を喰らう貴方を見なくて済むから

        • 機械の歌姫(二人用声劇台本)

          アキト(男性) アイ(女性) アキト『なぁ』 アイ『ねえ』 アキト『歌を…歌ってくれないか?』 アイ『新しい歌を聴いてほしいの』 アキト『あれ?俺曲渡したっけ?まだ途中で完成してないはずなんだけど…』 アイ『貴方の遺品から出てきたパソコンにデータが残ってた曲…新曲でしょ?』 アキト『ああ、アイに歌って欲しくて頑張った。途中からもう発作が酷くて最後まで作れなかったのに…』 アイ『聴いたら途中で終わってて最後はアカペラになるけど…アキトは気に入ってくれるかしら?』

        遊郭の世界(二人用声劇・GL)

          ほうき星(声劇二人用台本・BL)

          ほうき星 シュン ハヤト ハヤト『…アイツ、遅いなぁ…もう約束の時間なのに…』 (間を空けて数時間前) シュン『なぁなぁ、ハヤト!今日さ、用事ある?』 ハヤト『は?いや、何もねえけど?』 シュン『あのさ、夜中二時頃展望台行かね?』 ハヤト『夜中って…何で?』 シュン『女子に聞いたんだ!ほうき星を見付けたら願いが叶うんだってさ!』 ハヤト『…ほうき星なんて直ぐに見付けられるだろ。当てになんのかよ、それ』 シュン『ハヤトは夢も希望もねえな…』 ハヤト『おい、サ

          ほうき星(声劇二人用台本・BL)

          セリフ集(51~60)

          51 我が愛した人間は我を残して逝った…人間とは不憫なものよな…寿命が短か過ぎる…我は何も変わらぬと言うのに愛した人間は日に日に老いていった………人間なぞなるものではない…いや、本当は我も人間になりたかった…あの人と一緒に逝きたかった…… 52 情報処理追いつかないから!どこに向えばいいのよ、結局!…来る情報来る情報違うんですけど!?…あららら、ついにバグり出したか…仕方ねえなぁクソ!片っ端から潰していくか!情報処理組覚えとけよ!! 53 久し振り、だね。別れてから全然連

          セリフ集(51~60)

          セリフ集(41~50)

          41 薄れ行く意識の中君が言った言葉を思い出した。けど、すぐ忘れたんだ…なんだっけ…なぁ?なんだっけ…?なんで泣いてんだよ…笑えよ…お前は笑顔が一番可愛いんだぞ?いつまでも泣いてたら心配で眠れないじゃないか…ばーか。 42 ようこそ我の城へ…其方我を倒しに来たのであろう?実に面白い…果敢に向かって来る者は美しい…倒されてやりたいが…恐らく其方では無理であろうな…可哀想に…美しく散れ。 43 キスマークを付ける場所に意味があるって有名よね…?でも、私が貴方のどこにキスマーク

          セリフ集(41~50)

          セリフ集(31~40)

          31 僕大きくなったらパパみたいになるんだ!格好良くて優しくてチョコレートもらう日に沢山もらって……え?ママなんでそんな顔してるの?笑顔が怖いよ…? 32 俺さ、本当の事言うとお前の事なんとも思ってなかったんだ。だけど、いつも一生懸命でニコニコ笑ってて可愛いなって思うようになって…なって…あー!マジ好きだから!俺の彼女になってください!嫌とか言うなよ?拒否権奪ったから! 33 おい、おばちゃん、そんな暗い顔してたら男寄って来ねえぞ!あとお洒落もしろよ。そしたら5年…んー…

          セリフ集(31~40)

          セリフ集(21~30)

          21 …やっと会いに来れたよ。受け入れるって難しくてさ、お前が居なくなったなんて信じられなくて、こんなとこに来たってお前に会える訳でもねえのにさって思ってた。けど、最期に会えなかったから最後の挨拶もしてねえなって思ったら来ねえとって思って…そっちはどうだよ上手くやってるか?…じゃねえよ、置いてくなよクソ… 22 敵あっち!?こっちにも居るんですけど!?あー!!!!もう!!!!面倒くさっ!!!一気に掃除させて頂きますよっと!!一瞬だから恨まないでね! 23 よう来たな…この

          セリフ集(21~30)

          昔話(朗読)

          朗読(男性) 別れたくて別れようと言った訳ではなかった 『別れよう』と言ったら『嫌だ』と言われるのを期待していた 俺は卑怯だ 彼女を試したんだ 本当に俺の事が好きか 本当に俺と居て幸せか 本当に俺でいいのか… 毎日好きになればなる程不安になっていった気持ちを素直に言う事もなく ただ、逃げて彼女に選択を押し付けたに過ぎない でも、彼女はすんなり別れを受け入れた やっぱりか…とその時は思ったが、諦めの悪い俺は数日後手紙を送り、最後の賭けに出た 願った通り彼女から連絡が来て会う

          昔話(朗読)

          セリフ集(11~20)

          11 ここは今までキミが居た世界とは違うよ?キミは飛ばされて来たんだ。…どうして?ここはどこ?さぁ、それは僕にもわからないけど、兎に角さっきまで居た世界はキミには居辛かったんでしょ?だから飛んだんじゃないの?ここはキミの望む世界だよ。ゆっくり堪能していけばいいよ、…ゆっくり、ね…。 12 美しい華には棘があると云うが女には全ての者に棘があるもの…尖っておるか丸くなって隠しておるかその娘によって異なるだけ…其方はどちらが好みじゃ?突き刺す棘とジワジワ侵食してゆく棘…選ぶのも一

          セリフ集(11~20)

          セリフ集(1~10)

          1 おやおや、これはまずいですね…戦況が悪化していますよ?こうなる前に何故打開策を打たなかったのですか?…愚かとしか言いようがありませんね。 2 よくぞ参った…妾のような醜い容姿でも其方は愛していると言うてくれよる…本当に物好きよのぉ…妾も其方を愛しておる。ずっと傍に居ておくれ。 3 ねえ、かくれんぼしよ?見付けたら貴方の言う事なんでも聞くから。本気で探してね?途中で諦めたりしないでね?私をいつまでも独りぼっちにしないでね?…はい、スタート。 4 この世の全ては決まって

          セリフ集(1~10)

          昔話(朗読)

          朗読(女性) 突然告げられた『別れよう』 何でかも分からないまま彼は揺るぎない瞳で言った そんな瞳で言われたら『嫌だ』なんて言えなくて ただ『わかった』と合鍵を返した それで終わると思ってた 数日後、彼から手紙が来た 『元気か?』と『良かったら』と連絡先が添えられて 何が元気か?だ 何が良かったらだ そう思ったけど、連絡を取った それから暫くして飲み友達に落ち着いた 彼は知らない 私が今でも彼を愛している事を…残酷な話だ そこから抜け出したくて私はお見合いをし、結婚を決め

          昔話(朗読)

          昔話(二人用声劇台本)

          二人用声劇(男女) 愛美(まなみ) 秋人(あきと) 愛美『…お疲れ様、珍しく秋人が遅刻?』 秋人『悪い、仕事が行き詰まってた』 愛美『あら、それは大変。お疲れ様、先に注文しといたから』 秋人『流石愛美、助かる』 愛美『いつもは秋人がしてくれてる事を真似ただけよ』 秋人『そんな紳士だったけ、俺』 愛美『私と別れてからは凄く紳士よ?』 秋人『棘のあるお言葉で』 愛美『ふふ…他意はないわよ?』 秋人『そりゃ安心。で、今夜はどうした?』 愛美『んー?ちょっと昔話したくなっただけ…

          昔話(二人用声劇台本)