#恋愛
むかし、あるひとから捨てられた。
そのときふと疑問に思った。
なぜ犬や猫を捨てるのは咎められるのに、
恋人を捨てるのは許されるのだろう?
この謎、未だに解けていない。
「我々の教育には大きな欠陥がある。だれも学ばず、だれも教えないのだ、孤独に耐える方法を。」(ニーチェ)
そういえば、恋愛の方法も教えないよね。
「恋愛学」を大学の教養課程の必修にすればいいのに。
課題「理想の別れ方」とか。
ひとりよがりの「女性学」なんかより、ずっと大切。
「歴史は繰り返さないが、韻を踏む。」
日本屈指の証券会社にお勤めの、「アタシなんかダメで」が口癖の、バイタリティあふれる、才女から教わった言葉。
世界経済も、個人の恋愛履歴も、確かにこの一言から読み解ける。
すごい!
「『空想』という文字を、『現実』に対立させて考えるのが間違いの元である。(中略)人間自身の存在が『現実』であるならば、現に其の人間によって生み出される空想が、単に形がないからと言って、なんで『現実』でないことがある。」(坂口安吾)
「核なき世界」も「ハッピーエンドの恋」も現実。
女学生「どうして先生は新しい恋とかしないの」。
僕「大人は経験と責任のぶんだけ慎重になるのです」。
彼女「それは〈慎重〉じゃあない。〈臆病〉ていうんだよ」。
20年前の思い出です。
日本語の上手な韓国人留学生でした。
写真は、僕が大好きなラ・メゾン・ドゥ・ショコラの缶。