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『列島縦断&本土四極踏破 63歳からの歩き旅                    自宅と繋がるGPS4000㎞の軌跡』

小社から自費出版をされた著者にアンケートしてみました。本を作ってみての感想などを聞いています。自費出版に興味のある方はぜひ参考にしてください。

今回は2023年1月に『列島縦断&本土四極踏破 63歳からの歩き旅―自宅と繋がるGPS4000㎞の軌跡』を出版された松木崇さんにお答えいただきました。

自費出版をしようと思ったきっかけは何ですか?

自分のためにそれまでの徒歩の旅の記録を整理し、その経過を紀行文に綴った。それを冊子にして徒歩、登山に興味のある友人、知人に配ろうと思った。原稿を登山、徒歩と同じ趣味の大学の先生に見てもらうと、記録として残すには出版が良いと勧められた。彼は研究書の出版の経験が豊富で、出版のノウハウの指導も受けた。原稿を送った清風堂書店編集部の担当者からも出版を勧められ、思い切って自費出版に踏み切った。

最初は小社のお問合せメールから出版についてのご相談をくださった松木さん。メールの中で15年かけて日本列島を徒歩で縦断されたというすごいお話が書かれてあり、これは本にしていろんな人に読んでもらった方がいいと自費出版をおすすめいたしました。

実際に本を作ってみていかがでしたか?

友人、知人に自分の歩いた記録、その旅の思いを伝えるつもりで気軽に書き始めた。だが出版となると様々な趣味、経験を持った方々、全国各地の方の目に触れる可能性もある。正確さが求められたが、3度の校正、最終校と目を通す度に誤り、文章の不備があった。発行後にも3箇所の誤記を見出した。思い込みの恐ろしさを感じ、この点の注意不足に悔いが残る。
本の構成、文章上の疑問点の指摘等、編集者の力で満足する本が出来たと思う。表紙のデザインも評判が良く、デザイナー、編集者とプロの力を借りて出版して良かったと思っている。でもどれだけの人の目に触れるのかなと思っている。

15年もの徒歩の旅の記録をきちんと取っておられた松木さん。事前の綿密な計画や、実際に歩くコースなど徒歩の旅に興味のある人にとって、とても参考になると思います。編集者も松木さんが歩かれた道を地図上でたどり、少し旅の気分を味合わせてもらいました。
3箇所の誤植があったのは編集者としても大変申し訳なく、今後さらに身を引き締めていきます。

本を出版された後、ご家族や友人など、周りの反応はどうでしたか?

家族は自費出版にしては、予想外に本格的な本と思った様子。
私の登山、徒歩の旅を知っている人は興味を持って読んでくれたと思う。
コンピュータで本に書いてある事を調べながら読んだ人、ドライブを趣味に各地を訪れている人は、ドライブマップを見て自分のドライブを思い出しながら完読した。これから行く地方は参考にすると言っていた。
58歳の女性からは、仕事を終えたら自分も夢を持って頑張ろうと励まされたとのメッセージを貰った。
私の本を山好きの友人に自分から送ると数冊求めた人が数人いた。
表紙は多くの人が良い印象を持ち、文字の大きさ、読みやすいと言う
感想が多かった。

まわりの方からの反応も上々な様子でよかったです。
徒歩の旅を終えられても登山や旅などアクティブに活動されている松木さん。いくつになっても、やりたいこと、目標があることは素敵なことですね。

『列島縦断&本土四極踏破 63歳からの歩き旅
―自宅と繋がるGPS4000㎞の軌跡』
松木崇 著/A5判・240頁・並製/本体価格1600円+税
2023年1月18日発行