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『山がくれた物語』『山をめぐる7つの旅』『夏山をゆく』

小社から自費出版をされた著者にアンケートしてみました。本を作ってみての感想などを聞いています。自費出版に興味のある方はぜひ参考にしてください。

今回は2020年12月に『山をめぐる7つの旅』『山がくれた物語』を、2021年2月に『夏山をゆく』を出版された牧原嘉子さんにお答えいただきました。

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自費出版をしようと思ったきっかけは何ですか?

思ってもみない事でしたが、ある時、自費出版をした知り合いの方に「出版をしたら」と言われた一言でその気になりました。その気持ちの裏には、(今まで描きためた)この記録を見ごろしにしてはいけないという心持が働いたからです。

牧原さんは長年の登山仲間に勧められて弊社で本を出してくださいました。
山に登るたびにその雄大な風景をスケッチし、見聞きしたことやその場を訪れての気持ちを書き残した記録を丁寧に綴じ、大事にされています。
手書きの文章の打ち込みは編集部でさせていただきましたが、ぬくもりのある言葉を打ち込みながら、その旅をご一緒しているような気持ちになったことを思い出します。
本にまとめることが出来たのはごく一部ですが、思いを込めた画文を少しでも縁ある方に楽しんで頂けたらと控えめにと笑っていらっしゃる様子が印象的でした。

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実際に本を作ってみていかがでしたか?

美しい本に仕上げていただいて、私には本が喜んでいる様に思えて「本にしていただいてよかった」と感謝しています。

嬉しいお言葉ありがとうございます。編集側も、チェックのために印刷されてくる校正紙を毎回楽しみにしていました。
表紙は牧原さんの絵を基にデザイナーさんに依頼して作ってもらいましたが、素敵なデザインがいくつもあって選ぶのがもったいないくらいでした。文字の大きさやレイアウトなど、ご相談しながら納得できる形に仕上げていけたのも楽しい作業でした。

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本を出版された後、ご家族や友人など、周りの反応はどうでしたか?

よかったと喜んで下さる方のある一方で、余りいい顔をして下さらない方もあり、人各々を感じました。でも大方の方は、「よかった」と言って下さいました。本にしてよかったと思っております。

本が出来上がり、差し上げる時の反応はとても気になるものですね。旅の記録のほか、山での体験から生まれた物語などバラエティに富んだ内容は沢山の方に喜んでいただけるものとなりました。
残念ながら販売はしていない本ですが、3冊とも自費出版サロンにてご覧いただけます。

牧原嘉子 著
『山がくれた物語』
175×175(変形判)・152頁/非売品/2020年12月24日発行
『山をめぐる7つの旅~旅のスケッチ~』
B5判ヨコ・184頁/非売品/2020年12月24日発行
『夏山をゆく~旅のスケッチ 沢鳴編~』
B5判ヨコ・210頁/非売品/2021年2月22日