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【日記】Борщ! ボルシチは美味しい

数日前から風邪の症状がある息子…本日はついに保育園をお休みした。

そして私も起床するなり、頭痛、寒気、喉の痛み…
はい、完全にうつったね〜。
まあそうなるよね〜。
2歳の子どもと距離を取りながら育児するなんてまず無理だもん。
想定内想定内。

とにとかくにも栄養を摂って風邪ウイルスを撃退しなければ!

ちょうど先日楽天のブラックフライデーセールにて無農薬ビーツを箱買いしたので、それを使ってボルシチを作ることにした。

ボルシチは特に思い入れのある料理だったりする。
小学生の頃からロシア、そしてウクライナをはじめとする東欧諸国に心惹かれる変わった子どもだった私。
好きが高じて、その辺の文化や政治、そしてもちろん言語が学べる大学に進学。
専攻はロシア語だった。
在学中に行ったモスクワやサンクトペテルブルクで食べたボルシチが忘れられず、どうしてもまた食べたくて、日本に帰ってから現地のレシピを参考に試作しまくった。
食い意地が張っているおかげで、完全に「現地の味」のボルシチが作れるようになってしまった。

ボルシチはその赤い見た目からトマトスープだと勘違いされることも多いのだけど、実はあの鮮やかな赤はビーツの色素。
このビーツがまあ本当に栄養豊富で、風邪の時にもピッタリなのである。

おろし金で千切り状にした生のビーツ。
手もボウルもマゼンタに染まる。
他の野菜を炒めているところ。
先ほどのビーツの千切りを入れると…
この通り!すごい着色力。

いつもはガラ(要するに骨)と肉の両方を使ってベースのブイヨンを作るのだけど、今日はお肉(牛ももブロック)オンリー。
ブイヨン作りには時間がかかるけど、その分美味しくなる。

このブイヨンにじゃがいもとキャベツの千切りを入れて少し煮る。

調理スプーンにビーツの汁がついていて、スープが少し着色してしまった

最後にフライパンで炒めた野菜たちと合わせる。 

一瞬でこの色に…

味付けはローリエ、塩、胡椒のみ。
シンプルだけど信じられないほど美味しい。
ウクライナやロシアでは「スメタナ」と呼ばれる酸味のあるクリームを添えて食べるのだけど、
日本では手に入らないので、サワークリームを使う。

このサワークリームを溶かしながらいただくと、コクが出てさらに美味しい。

息子も食べてくれて一安心だった。

明日は親子共々少しでも回復しているといいな〜。

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