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「ぎゅうぎゅう感」がポイント

片付けというと「スッキリ」「何もない」状態を目指してしまいがちですが。
親世代と暮らしながらの片付けは「ぎゅうぎゅう感」の演出がポイントです!


■「ぎゅうぎゅう感」演出ポイント

少しずつ取捨選択してモノは減らしていくのですが、まずは床置きをなくして棚にぎゅうぎゅうに。
一気にスカスカにしてはいけません。
少ぉしずつ、棚の数を減らしてるけど、ぎゅうぎゅう感はキープ!
手前一列だけ並べて全部見せ、棚のぎゅうぎゅう感演出は怠らない。隙間なく並べます。
コツコツ減らして、並べきれなくなったら棚数を減らしていく作戦。
で、その先は。
収納家具そのものを小さなものに変えたり、ほかの類似してるモノグループと合体して、収納家具を減らしていきながらも、常にぎゅうぎゅう感はキープし続けるのです。

■「半分の半分」を繰り返す

減らしかたのポイントは。
欠けている器など「お客様にお出しできない」という理由があるものから1枚ずつ間引いていきます。
お客様側の目線でチェック。おもてなし側の「見栄」「見映」の目線で「恥ずかしい」モノもはずしていきましょう。

まずは半分減らす。
次やるときはそのまた半分。その繰り返し。それはそうなんだけど、ただ減らすのではなく。
半分だけど、こんなにぎゅうぎゅうだよ、大丈夫だよ、ってその期間に十分満たされてる感覚を味わってもらうのがポイントです。

■「これでじゅうぶん」と受け入れる期間を待つ

特に普段使いのモノに関しては、親世代の目がその量でも「じゅうぶんある」と慣れるまで、じっくり時間かけて下さい。
ここ、焦ってはいけません。
親世代が「これでじゅうぶん」「足りてる」と受け入れてくれて初めて「実家片付け」となるのです。「全然足りない!」というスイッチが入ってしまったら永久増殖の可能性大!😱です。

■我が家の食器を減らした手順

20年前と比べたら、今の我が家の食器数は100分の1以下。
…東日本大震災当時、私は一人暮らしをしていましたが、その時間たまたま実家の台所にいました(「実家片付け」に通っていた)。
幸い被害はありませんでしたが「使っていない食器まで台所に置いちゃ危険!」と強く実感し、別室の食器ぎゅうぎゅうの「食器庫」に、その日のうちに移動を開始しました。
「台所の食器棚はスッキリ取り出しやすくなったけど、捨てたんじゃないだね。使ってない食器はこっちにあるんだね」というぎゅうぎゅうの安心感を親世代にまず与えたことが大きなポイント。
家業を継がずに一人暮らししている子どもが勝手に大量の商売道具を処分したら、誰だってキレるでしょう?そこは配慮しました😅

そして。実際は台所に残った食器だけで間に合っているので、親世代が食器庫に近寄らなくなった頃合いを見計らい、欠けているものなど「お客様にお出しできない」という理由があるものから1枚ずつ間引いていきました。
1年後「この食器はなくても春夏秋冬大丈夫だったな。使わないな」と確認できたものから、1種類まるごと処分も開始。
間引いても、1種類消えても、並び変えて、しれっと食器庫の表面的な「ぎゅうぎゅう感」はキープ!
決して、スカスカの穴を親世代には見せませんでした(笑)
リサイクルショップ、バザー、もちろん粗大ゴミ…いろいろな方法でモノを減らし、最後は「食器も残していって。使うから」と土地売却時に買主さんからストップかかるほど、状態の良い、使い勝手の良い食器だけ残っている状態でした。

小さな今の家への引越時に普段使いの食器棚を違うものに替えたこと、また買主さんから「食器も置いていって」とお願いされたことで、自宅の食器棚がスッキリ、スカスカでも受け入れています。

■食器棚、替えてみませんか?

引越とまではいかなくても。
皆さんのご実家も、食器棚を使い勝手の良い、お年寄りでも安全に使える高さの奥行きの浅い棚に買い替えて、入りきらないお客様用食器を別室に移動してみませんか?
…実家帰るたびにケンカするより、パッ!とお金で解決できちゃうこの方法、幸せなラストシーンにつながると思いますよ♪😊
そして。
ダンボール箱にしまった食器は、1年後くらいに「ねぇ使わないなら、ほしい人にあげていいかなぁ」って、フリマサイトで売るとか口実つけて引き取ってみてはいかがでしょう?
口実ですから、売るのも捨てるのももちろん皆さん次第です(笑)

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