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川津祐介さん『もう一行』追加!

昨日は故川津祐介さんの『青春残酷物語』に付いて記した。だが、

何か書き忘れているような気がしてならなかった。

今朝の朝刊の『訃報記事』の中に川津さんの代表作の一つとして『ろくでなし』が掲載されていてこれが『書き忘れ』だと思った。

吉田喜重監督作品。

昨日記した大島渚監督と並んで『日本のヌーベルバーグ』の『旗手』の監督である。

この映画の中で印象深かったのは主役の学生役の川津さんが校庭で

ランボーの『地獄の一季節』の中の一つ『秋』という作品を読むシーン。

『もう秋かそれにしても

なぜ永遠の太陽を惜しむのか』だったと思う。

そしてもうワンシーンはラスト。

さながらジャンリュック・ゴダール監督

ジヤンポール・ベルモント主演の

『勝手にしやがれ』をさながら『なぞった』ような終わり方であったところだ。

後年作詞家の阿久悠さんは沢田研二さんのために『同タイトル』の作品を提供している。

『映画』も『歌謡曲』も心に刺さる時代だった。


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