師走の心(その11)〜無念岡江久美子さん
コロナ禍第3波真っ只中。
『真剣勝負の三週間』だという。
芸能人、著名人も次々感染されているようだ。1日も早い回復を祈ってやまない。
第一波の頃のことだ。女優の岡江久美子さんが亡くなられた。
私は一面識もないが、ご主人の大和田獏さんとは『連想ゲーム』で4年間ご一緒した。その大和田さんが遺骨を抱えて涙をこらえ、必死にインタビューに誠実に応えられていたあの夜の映像は忘れられない。
『痛ましい』と思った。『さぞ辛かろう!』と思った。『悲しかろう』と。
なんの根拠もない私の想像ではあるが、第3波の今なら助かったはずだと思えてならない。
おそらく岡江さんも貘さんも自分たちが芸能人であることを告げず一般人と同じに扱ってくれることを望んだのではあるまいか。
だから4日間の自宅待機、ようよう入院された時はもはや遅かったのではあるまいか。
勿論芸能人を特別扱いにしろというのではないが、多分、頑なまでに
『普通に!普通に!』扱ってと望まれたに違いない。そんな市民感覚の大和田獏夫妻に深い敬意を表すると同時にやはり私は僭越にもこう叫びたいのだ。
『無念なり!』と。『残念なり!』と
大和田さんご一家の安寧を心から祈ります。合掌
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