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マルチーズの『ピコレ』!〜命日〜

私が東京勤務になって次の年が『戌年』。

お正月番組で『わんちゃん特集』。その司会を担当した。

小さい頃我が家には『ジョン』という犬がいたが、格別犬好きというわけでもなかった。しかし相応に可愛がった。

『わんちゃん特集』の放送が終わるとカミさんが急に『わんちゃん』を飼いたいと言い出した。そこで番組のわんちゃんのコーディネートをしてくれた方に相談し我が家にやってきたのがマルチーズの女の子。

名前は『ピコレ』とした。フランス語で『ついばむ』という意味だ。

ピコレは我が家に13年いてくれて、その夜新潟からの出張から帰った私の腕の中で死んだ。さながら私の帰宅を待っていてくれたかのように。

翌日お寺で『荼毘』に伏したが、遺骨を置いて来るのはしのび無く今も我が家に祀ってある。

私は毎朝『お水』を備えている。

あれから26年。

今日は『ピコレ』の命日だ。

26年経ってもピコレの匂いも感触も『可愛らしさ』も寸分も失われてはいない。

今も我が家の『ピコレ』は生きている!

我が家で

ぴーちゃん』と呼んでいた。

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