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第621回【圧巻人生日誌 日々是成長】612(2023/2/1)▲▲失敗からのスタートでも歴史に名を残す存在でありたい▲▲

水曜日は

私の専門分野(?)に関するお話などを。


ご存知の方も多いと思いますが、

私の守備領域は

『飛行機』(ただし、民間機に限る)に関することです。


見る、乗る、撮るが好きが興じて

フライトの回数も700回を超えました。

(ここ3年間は殆ど乗っていませんが)

 なかなか搭乗の機会が無いのが

 残念であります。


そんな中

皆様も目にされたであろう報道がこちら。


空の女王、ジャンボの愛称を持つ

ボーイングの傑作機『ボーイング747』

60年近い歴史に終焉を迎え、

最後の機体が

貨物航空会社・アトラスエアに引き渡しが行われました。


このジャンボ機は

失敗からの復活で生まれた機体なのです。


元々は米空軍の戦略輸送機として

開発が進められたのですが、

セールス計画で敗退してしまいます。

ちなみにこの時ボーイングに対してセールスで勝ったのが、

民間機事業でボーイングに端に追いやられた

ロッキード社だったのです。

(そう、ロッキード事件のロッキードです)


失敗作をどうしても活かしたいボーイングは、

当時のパンアメリカン航空

民間用輸送機としての開発を提案。

パンアメリカン航空が導入を決定したことで、

ジャンボ機は命を吹き返すことになるのです。


40代以上の方であれば

その後のジャンボの八面六臂の活躍は

ご存知のはず。


夕方の成田空港に行けば、

アメリカの航空会社、日本航空、

アジア圏の航空会社を含めて、

ジャンボ機だらけだった事を

覚えていらっしゃる方も多いでしょう。


世界中に大量輸送の時代を開き、

航空運賃を安くした立役者なのです。


ジャンボの風向きが大きく変わったのは、

皮肉にも身内のボーイングが

787という機体の開発をスタートさせたことも

無関係ではありません。


世の中は、

効率性と低燃費を求められる時代。

どうしてもエンジンが四発のジャンボには

不利なご時世になってしまったのです。


それでも半世紀以上にわたって

歴史を作り続けてきたジャンボは、

歴史に名を残した名機といえましょう。


人生も同じかもしれませんね。

失敗があっても、

時間がかかっても、

良き意味で歴史に名を残したいもの。


そのためには

日々積んでいくことが一番、なのだと思います。


ジャンボは1969年の初飛行以来、

累積飛行時間は1億1800万時間以上、

引き渡された機体数は1,500機を超えます。


これは1年、5年で達成できるものではありません。

私たちも弛まず地道に

人生蓄積していきたいですね。


ちなみに747の愛称『ジャンボ』は、

サーカスの象の名前から拝借したものです。

『大きい』というイメージを植え付けるはずが、

『のろま』という意味でも取られ

当社はボーイングもこの愛称を嫌っていたようです。

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★★今日の圧巻人生方程式★★

失敗からスタートする生き方も
中にはあるだろう。

しかし、
失敗も怪我の功名と捉えて
その先の活躍に繋げることが可能だ。

自分の人生失敗だ、
良いことはない、と嘆く前に、
この失敗やしくじりを
次の糧にできないものかを考えたい。

そのプロセスが、
50年・60年と長く自分を位置付ける
新たなスタートになることもある。
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