第485回【筋トレ日誌 その他日々是】476(2022/9/3)▲▲私が人との交わりが苦ではなくなったワケ▲▲

世の中色んな価値観の人がいるので、
常に人と交わっていくのが好き、という人もいれば
一人で放っておいてくださいよ、
という人もいるはず。


私自身は元々人嫌いではないけれども
ベタベタした関係は特に求めていないし、
最も一人でいることに何の苦も感じない性格である。
(それは今も)


平日は職場のメンバーとはうまくやるけど、
土日は一人でフラッと旅に出ることがしばしば。
段取りも全部一人で決める。
行く場所も一人で決める。
(と言うよりも、事前に何も準備せず
 行き当たりばったり・・・)
一人でも何とかなる、と信じていた。
いや、過信していたようだ。


土日に旅に出たり
試験勉強したりしているうちは
自分の世界にどっぷりハマり込んでいれば
良かったところ、
そういう土日の軸になるイベントが無くなった途端
土日が苦痛になったのである。


特に人に会いに行くという発想も無かったし、
極端な言い方をすればバーンアウト(燃え尽き)状態。


それでも外には出ないと
自分を見失ってしまいそうな危機感もあり、
土日の度に路線バスを始点から終点までひたすら乗って
どこまで遠くまで行けるのか?
なんてことに時間を費やしていたことがある。
(なんだか暗い人のようだけど・・・)


そんな状況にさらなる危機を感じた私は、
東京を離れて田舎で生活することになった折に、
とにかく人がいそうな場所へ
首を突っ込むことを自らに課した。


結果、この行動様式は
想像を超える効果をもたらした。


人と会いに行くと、
そこからわらしべ的にどんどん人の環が
広がっていったのである。


もちろん自分の価値観に反する場所は
意図的に外しているものの、
なるべく食わず嫌いせず色々突っ込んでみる。


お誘いを受けたら
『ハイ!か、イエス!か、喜んで!』
でヒョコヒョコ顔を出してみる。


そうすると否応なしに
顔と名前を覚えていただける。
また呼んでいただける。
時には私から誰かを呼んでみる。


この連環が出来てしまうと、
比較的人間関係は良好かつ
最強なものになる(と私は確信している)。


あえて言葉を選ばず言うならば、
会いたい人と会うサイクルを濃くしつつ
特にお会いしたくない方との関係は
避けながらも生きていける。


しかしそこに行き着くまでには、
この場所は自分にとってのコンフォートゾーン、
と思えることもあれば、
ここはアンコンフォートゾーン、
と思える場所があったのも事実である。


ここは量稽古であろう。
数多く当たっていくことで
自分にフィットした人間関係や環境が
ようやく分かってくるはずだ。


よく地方移住者が
人間関係が合わず都会暮らしを懐古する、
などという話があるが、
そりゃ都会は一人の世界で籠っていても
何とかなる便利な世界だから
人間関係もある程度略しても生きていける。


一方で田舎や地方の生活は、
人との付き合いが生活の要。
ここを避けては通れない。


それならば、
自分にマッチする世界を
ひたすら探し回ってみる。
総当たり戦で数多くの場所に
自分の身を突っ込んでみる。


それこそが地方暮らしのコツだし、
私が人の交わりを好むことができるようになった
理由かもしれない。

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