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第260回 【筋トレ日誌 その他日々是】251(2021/12/27)▲▲から騒ぎに考える、『聞く』が先か、『話す』が先か▲▲

最近書店のビジネスコーナーに行けば
必ず平積みされているのが、
『話し方』、『聞き方』の本。
どちらも大切なのは分かるけど、
最も大切なのはどちら?となりますよね。


これはあくまでも私論ですが、
『聞く』→『話す』の順序だろうと考えています。
つまり、
聞く事ができる人は話す事ができる人。

週末に(なぜか)恋のから騒ぎをYouTubeで見ていて、
その考えが裏付けされたように思います。


から騒ぎは明石家さんまが素人女性を相手に
恋愛話を聞き出す、というテーマの番組ですが、
この番組見ているとさんまのトークは極めて
パターン化されているんですよね。
というか、あまり喋っていないほど。

そのパターンは、
(さんま)『はい次9番、これなんねん?』

(女性)「彼氏が怒って家を出て行って・・・」

(さんま)『おぉ、家出て行った?それで?』

(女性)「それで、・・・で〜」

(さんま)『おぉ(相槌)』

(女性)「それで、・・・だったん(話のオチ)」

(さんま)『ワッヒャ!(と笑って、机をバンバン叩く)』


とにかくこれの繰り返し。
単純な繰り返しなんですけど、番組は面白い。
これはさんまのトークが光っているわけではなく、
さんまの相槌とおうむ返しが絶妙で
話者の女性に見事に光が当てられているんですよね。


そしてさんま見事、と思うのが、
リアクションが派手なんですよ。
だいたいオチのついたところで机を叩くのはお決まりですが、
あのリアクションが有るか無いかで
番組の面白さの質は大きく変わるだろうなぁ、と思います。


素人女性ゆえ(と言っては失礼ですが)
話がはちゃめちゃに面白いなんて事は普通はないところ、
さんまの『聞き手』の能力が上手である事で
『話し手』の内容に磨きがかかる、と言ったところでしょうか。
『聞く』から始めよ、と思う理由はここにあった訳です。


併せて『聞く』という行為は難しい事だなあとも思うのですが、
今をときめくビジネス書作家・永松茂久さんによれば
『聞く』ことはパターンをストックしておけば使い回せるので
『話す』ことより省エネで難易度が下がる、
と仰っています。


確かに。そう言われるとそうかも。


まだまだ聞く力は発展途上な私ですが、
さんまの応酬方法を参考にしてみようかしらん
と考えた次第です。

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