第1102回【nakaちゃんねる　圧巻人生達成プログラム】（2024/6/7）▲▲思いを縫う人、の話▲▲

■
夜、時間が少し空いたので
NHKのプロフェッショナルを見ておりました。
スポットライトが当たったのは、
横浜にある靴修理職人・村上塁さん。

私はこの番組で初めて
村上さんを知ることとなったのですが、
その筋ではかなりの有名人らしい、です。

■
プロフェッショナルは時々見ていますが、
どこかで「遠い世界の人」という
見方をしてたんですよね。

一流のお医者さんの世界や
超売れっ子漫画家の世界は
自分の世界とはどうも違う。

しかしこの村上さんは歳が近いこともあるのか、
久しぶりに見ていて電気が流れてしまいました。

■
同業者の中でもそう言われていると仰っていましたが、
村上さんはいわゆる「変人」だと思います。
靴を修理することに
夜を徹して悩む必要って今の時代
そこまで重要視されませんよね。
良くも悪くもモノがあふれていますから。

■
番組の中で印象的であり、
かつ、
この方の背骨になっていることはコレだ！
と思えたことがあります。

靴を修理に持ち込む方への
インタビューを欠かさないそうなんですね。
しかも、時には1時間近くも。

■
靴の修理自体が半年待ちなんだから
さっさと作業に入った方がいいんじゃね？
と野暮な私は考えてしまいましたが、
お客様の思いや思い出を込めて
靴を縫い直す必要があるので
必要不可欠な行為なのでしょう。
言うならば、
靴修理のコンサルしながら
実役務も提供している感じですね。

■
このエピソードももちろん印象深かったのですが、
それ以上に私の頭を殴られた感になったのが
次の言葉。

「出来るか出来ないかに悩むうちは、やる。
　やると決めてから、とことん悩む。」

■
最近の私、
出来るか出来ないかに逡巡し
別のところで悩んで
不毛な議論を一人でしていたなと、
反省することとなったのです。

■
村上さんのお店には、
他店では出来ないと断られた案件を
あえて受けたりすることも多いそうです。
他者が出来ないことをあえてやることで、
唯一無二の存在になれる。
そういう存在になるには、
あえてやるしかないのでしょう。

ご自身は職人であることを否定されていましたが、
職人魂を見せて頂いた気がします。

今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
★★今日の圧巻人生方程式★★

■
やれるか、やれないかで
悩むうちはまず手を付けろ。
そして、決めてから大いに悩め。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝