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SNSなぜ広告を入れたがるのか??徹底比較しましたSpotify・radiko・Voicy・YouTube

音声マーケティングの手法として有効な「デジタル音声広告」です。

音声を軸に制作したコンテンツを広告出稿できるのは、音声広告メニューを持つプラットフォームだけでなく、ソーシャルメディアでも可能です。

今回は、音声広告が出稿できる「Spotify」と「radiko」、「Spotify」「radiko」とは異なる広告プログラムを持つ「Voicy」、そしてソーシャルメディアのなかでも比較的 “ながら聴き” されやすい「YouTube」、4つのプラットフォームの特徴をnote記事にまとめました。

音声広告プラットフォームSpotifyの広告の入り方

Spotifyはサブスクリプションの音楽再生サービスを2008年から開始しています。楽曲数は7,000万以上であり、ポッドキャスト番組数は290万以上に上ります。

音楽業界の課題を解決しようとした特徴がある

  • 他のプラットフォームよりも10~20代が多い傾向にあります。

  • Spotifyのユーザーは流行に敏感であると観察されています。積極的に情報収集するユーザーが多く、(Spotifyユーザーではない方に比べて)他のソーシャルメディア利用が多いと言われています。

Spotifyのサービスができた背景は、当時のスウェーデンの音楽業界の課題がありました。

Spotifyは2006年にスウェーデンで創業し、サービスとしては2008年に開始しました。当時、スウェーデンの音楽業界では海賊版や違法音楽データが横行し、それによって音楽セールスが激減していたことが課題でした。当然それではアーティストやライツホルダーに対価が適切に還元されません。そこで、誰でも無料で音楽を聴けて、かつアーティストらに還元される仕組みを作ることでこの問題を解決しようという考えが、Spotifyの生まれた背景にあります。

https://markezine.jp/article/detail/27910

Spotifyは音声だけでなく動画などのフォーマットもあります。

音声で興味を促しながら動画でもトークしたいことを訴求するなど、組み合わせ次第で幅広い表現ができます。

  • 広告フォーマットは、オーディオ(音声)、ムービー(動画)、ディスプレイ(画像)の3種類。

  • 広告メニューは、楽曲間に30秒配信される音声広告(オーディオ)や、ユーザーがSpotifyのアプリ画面を見ていることが確認される場合に配信される動画広告(ビデオテイクオーバー)など計7種類。

  • ターゲティング方法は、性別や年齢、曜日、時間、地域、ジャンルなど

  • 音声広告の配信中に、Spotify画面にはバナーを表示して外部サイトに誘導することもできます。

  • 再生開始後はスキップできない仕様のため、完全視聴率(広告終了まで視聴される割合)は93%。

  • Spotifyは35歳未満のユーザーが約半数を占めています。音声広告が流れるのは無料のフリープランのみということもあり、学生などの若年層に向けてアプローチしやすいのが特徴の1つです。

  • 広告配信後の効果測定では、Nielsenのブランドリフト調査を実施することもできます。

-Nielsenのブランドリフト調査-
ブランディングを目的とした広告の効果測定に有効なアンケート調査で、ブランド認知度や意識変容などについて測定できる。

音声広告プラットフォームradikoの広告の入り方

radikoはパソコンやスマートフォンで無料でラジオが聴けるサービスです。

すべての民放ラジオ局99局とNHK(ラジオ第1・NHK-FM)、放送大学のラジオをスマートフォンやアプリなどでタイムフリーに聴くことができます。

1995年以降、ラジオを聴くユーザーの割合が減少傾向に。radikoはラジオ業界の活性化を狙い設立されました。

ビジネスパーソンが多く利用する傾向

  • ビジネスパーソンが多く利用していますが、最近は15~19歳のユーザーも増えています。

  • radikoの月間平均視聴時間は670分。動画配信サービス(NetflixやAmazon Prime Videoなど)と比べると、およそ2.5倍に。

地上波のラジオとは異なり、ターゲットを指定して音声広告を配信できます。

メニューによってターゲティング方法が異なり、さまざまなプランで運用することが可能です。

  • 広告フォーマットはオーディオ(音声)のみ

  • 広告メニューは、ライブ・タイムフリーで番組を聴いているユーザーをターゲティングし配信する広告や、野球・競馬などの特定ジャンルの番組を聴いているユーザーに配信する広告など。

  • ターゲティングは、性別や年齢、地域、デバイス(PC・スマートフォン)、興味関心、位置情報(業態や店名、線路)など。

  • radikoの音声広告はラジオ放送中に配信されるため、音楽の間に流れる広告より違和感が少ないとされ、完全聴取率(広告終了まで聴取される割合)は実績平均でおよそ98%。

  • 楽天インサイトによるブランドリフト調査を実施することもできます。

音声広告プラットフォームVoicyの広告の入り方

音声プラットフォームのVoicyは、2016年にサービス提供を開始。

海外におけるスマートスピーカーの登場やワイヤレスイヤホンの普及、音声テクノロジーの進化を受けて音声の未来に可能性を感じ、音声産業が社会を大きく変えると考えたそうです。

著名人やさまざまな分野で活躍し、Voicyによる審査で選ばれた方がパーソナリティとして発信する「個人パーソナリティ放送」や、マスメディアの公式放送や企業による「企業放送」があります。

パーソナリティが「紹介」するという考え方のVoicy

  • radikoと同様に男性の割合が多い一方で、やや若い年齢層が利用しています。

  • チャンネルは、ビジネスやライフスタイル、エンタメ、スポーツなどのカテゴリーに分かれ、リスナーはパーソナリティのファンやそのカテゴリーに興味のあるユーザーであることが多いです。


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Voicyの広告「Voicy Branding Program」は、Spotifyやradikoのような音声広告ではなく、パーソナリティが「紹介」するという考え方に基づいたものです。

  • 広告フォーマットはオーディオ(音声)のみ。

  • 広告メニューは、放送ごとにパーソナリティがスポンサーコールをする「スポンサー」、サービス・商品についてパーソナリティが紹介する「タイアップ放送」、テーマを設けてパーソナリティから放送を募集する「トークテーマ企画」の3つ。

  • リスナーのエンゲージメント(好意的な感情)が高いパーソナリティを起用することで、広告効果(認知度や好意度の向上)も期待できます。

  • 他のプラットフォームとは異なり、音声広告コンテンツを制作する必要がないことも特徴の1つです。広告メニューによって外部サイトに誘導することも可能。

  • リスナーに対する簡易アンケート(ブランドリフト調査)を行うことも可能です。

音声広告プラットフォームYouTubeの広告の入り方

YouTubeは2005年に設立され、Googleが買収。

見たい動画を簡単に探せること、見られる場所を提供することを目的に展開されたサービスです。誰でも動画を簡単に投稿・閲覧できます。

実は音楽コンテンツを視聴するプラットフォームとしても注目されるYouTube

Googleによると、YouTubeで音楽コンテンツを視聴するユーザーの50%以上が、10分以上の音楽コンテンツを見ているそうです。

YouTubeと聞いてYouTuberや著名人の動画コンテンツをイメージする方が多いと思いますが、音楽コンテンツを視聴するプラットフォームとしても注目されています。

  • 広告フォーマットはオーディオ(音声)とムービー(動画)

  • 「オーディオ広告」だけでなく、従来の広告メニュー(インストリーム広告などの動画広告)でも音声コンテンツを配信することができます。広告メニューによって外部サイトに誘導することも可能です。

  • 以下のような音声を重視したコンテンツ(静止画やシンプルなアニメーション+音声)が推奨されています。動画広告に比べて費用を安く抑えられることもポイントの1つ。

  • ターゲティングは、性別や年齢、地域、デバイス(端末)、興味・関心、特定の動画やチャンネルなど。

  • 従来の広告メニューでは、短いオンラインアンケート(ブランドリフト調査)を行うことができます。

音声広告のプラットフォームと概要のまとめ

4つの音声プラットフォームは、それぞれユーザー(リスナー)の年齢や広告メニュー、広告が配信されるタイミング、ターゲティングなどが異なります。

広告が配信されるタイミングはSpotifyは音楽と音楽の間に入り、radikoはラジオ番組の間に流れます。Voicyは番組中にパーソナリティから伝えられ、YouTubeは動画や音楽の間に配信されます。

VoicyはSpotify・radiko・YouTubeと異なり、音声広告コンテンツを制作する必要がありません。ターゲットに近い聴き手のいるパーソナリティを選ぶのがポイントです。

音声広告市場は、これからも拡大していくことが予想されます。

広告をよく理解してから、次世代の音声広告市場に臨みたいですね!

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