mogeo

よく分からないものを集めています

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最近の記事

〇鉄鉱

何だか分からない金属系の石。骨董市で購入。3センチぐらい。 石と書いたが本当に石かどうかも確信はない。人工的な形とは思えないが、何かの金属製品の破片という可能性はある。しかし金属がこんな割れ方をするのかどうか。 黄鉄鉱や赤鉄鉱の標本はいくつか持っていて、おそらくそのあたりの鉄鉱系の鉱物というのが一番可能性がありそうだ。ミネラルショーという石のイベントで鉱物鑑定というのをやっていて、いつかそれに持っていこうと思っているのだが、コロナだの何だのでなかなか行けていない。

    • マスケット銃の弾

      アメリカの南北戦争で使われたというマスケット銃の弾の破片。径3.5cmほど。骨董市で購入。 銃弾ということで店の人から話は聞いたものの、本当にそうなのかという感じが未だにしている。半分に割れている弾の中がなぜ空洞なのか。wikipediaに載っていた弾の鋳型はたこ焼き機のような形をしており、これに鉛を注いだら中は空洞にはならないのではないか。そもそもこんな大きさの弾があるのかという気がするし、鉛にしては妙に軽いように思える。 とはいえ、マスケット銃の弾はかなり色々な種

      • 傾いたグラス

        根元からぐにゃっと曲がっているグラス。骨董市で購入。高さ5.5cmほど。 どうしてこんなことになっているのか。何か用途があってわざとこういう形にしたのか、それとも火事などで溶けて曲がってしまったのか。何も分からない。 口縁部はざっくりとした切りっぱなしの状態で、サイズからしてもあまり飲み物を入れたりするものではなさそうだ。口をこちらに向けて、中に入れたものを指先にちょんちょんと付けたりするのに適した形。 ちなみに買ったときは物凄く汚くて、綺麗に掃除するのが大変だった

        • 入れ子式の分銅

          入れ子構造になった分銅。おそらく銅製。4.5cmほど。 蓋を開けると中にマトリョーシカのように分銅が6個入っている。蓋はちゃんとピンで留まるようになっていて、作りが細かい。 調べたところ、西洋で貨幣の両替に使われていたものであることが分かった。クエンティン・マサイスという画家が1514年に描いた作品「両替商とその妻」の中にも描かれている道具で、携帯性を高めるためにローマ時代に考案された形状らしい。中の分銅全部と外の入れ物の重さが同じだそうで、実際に量ってみたらほぼ同じ

          蝋燭徳利

          戦前ぐらいまでのものと思われる瀬戸の蝋燭徳利。骨董市で購入。高さ14センチほど。 蝋燭徳利というのは名前のとおり蝋燭のような形の徳利のことで、丹波か瀬戸で昔から作られているものだとか。これはそんなに蝋燭っぽくない丸い形だが、調べてみると本当に蝋燭型のものも沢山あるようだ。 こういったくすんだ白い土の焼き物が好きで、似たような色合いの統制陶器なんかも愛用している。李朝の白磁にも通じる微妙な色と土の雑味があって、しかもシンプルなので飽きがくるということもない。 今だと化

          蝋燭徳利

          機織りの錘

          機織りで使う錘。骨董市で購入。5センチぐらい。 機織りについての知識がないのでどう使うのか詳しくは分からないのだが、糸の端にぶら下げて糸をぴんと張るためのものらしい。1つで使うのではなく、たくさんぶら下げて使う。店でも大量に売られていた。 素材は中は陶土で、外側には柿渋で補強した紙を巻いてある。機織り用の錘はたまに骨董市に出ていて、木製か磁器製が多い。前に書いた糸巻の記事は木製のもの。この陶製のものは初めて見た。奈良県の機織り工場から出たものだとか。 形が非常に良い

          機織りの錘

          アカン族の分銅

          アカン族の真鍮製分銅。アンティークの店で購入。幅が4センチちょっと。 アカン族はコートジボワールからガーナに居住する民族だそうで、詳しいことはこのへんに書いてあり。15~19世紀にかけて、砂金貿易で重さを量るために使われていたもの。 色々な形のものがあって、小さいものでも結構値が張るのだが、これはよく目にするサイズのものより一回り大きく、そのわりに、そこそこの値段で買えた。 重りやペーパーウェイトの類は結構集めていて、ただ単純にそこにあるだけで役目を果たしているもの

          アカン族の分銅

          アルミの何か

          おそらくペーパーウェイトか何かだと思われるアルミ製の物体。骨董市で購入。高さ5センチくらい。 アルミはわりと柔らかい金属なので、削り出しで何かを作る素材にされることは多いのだが、これは面が歪で、機械で切断したような平らな面になっていない。どうも人の手で(小型の工具などで)加工したものらしい。 そして台座と上に載っている物体はネジで固定されており、しかもそのネジの嵌まり方も微妙に歪んでいたりで、何やら余った硬材で誰かが暇つぶしに作ったかのようなゆるさが漂っている。 底

          アルミの何か

          薄い犬

          鉄の犬のオブジェ。高さ約10センチ。骨董市で購入。 金属製でありながらバリがないので一品物か、型で作っているものだとしても結構丁寧に仕上げてある。台座に漢字らしき刻印があるが読めない。 動物を象った物は結構集めていて、置物系では一番多いモチーフでもある。しかし気に入るものは滅多にない。それというのも、古い工芸品で動物モチーフとなると、作者が技量見せたさに作りがリアルになりすぎているものが多いからだ。 定番の木彫りの熊の置物なんかでも、毛の一本一本まで精密に彫り込んで

          ミヤコ式吸入器のカップ

          呼吸器系疾患のある人が使う吸入器という健康器具に付属しているガラスのカップ。骨董市で購入。高さ5センチほど。 吸入器とは何かと思って調べたらwikipediaに記事があった。昭和初期頃の製品らしいので、ちょっと胡散臭い民間療法の類なのかと思ったが、物によってはちゃんとした医療に使われているものもあるようだ。 これはガラス製で、もう少し新しい型のものだとカップはプラスチックに替わっていた。本来はもう1つ透明のカップが付属しているが、そっちは骨董市で買わなかった。 昔のガラ

          ミヤコ式吸入器のカップ

          隙間に差し込むやつ

          金槌や斧などの、金属の部分と持ち手の木の部分が使っているうちに緩んでくることがあり、その緩んだ隙間に打ち込んで締め直すための道具らしい。骨董市で購入。大きさは3~4センチ。 骨董市に行くと、古い工具系の商品を扱っている店が大体1つか2つは出ている。前に書いた「叩くやつ」もその手の店で買った。使い込まれて古くなった金属や木の質感フェチにとってはお宝が多く、しかも骨董品というよりはただの古道具なので値段も大抵安い。 この緩みを締め直す道具は正式名称は何というのか知らないが

          隙間に差し込むやつ

          金属のうきうき

          鉄でできた人のようなものが5体連なった何か。大きさは横幅が7センチぐらい。骨董市で購入。 買った店の人によると、海外の人が作った筆置きだそうだ。何やらミシュランマンのような丸っこい造形で、真ん中の背が低いやつは子供にも見える。おそらくそこの凹みに筆を置くのだろう。 これの好きなポイントは背面。 この足のうきうきした感じがツボ。何だかよく分からなくて、しかも造形が面白く、サイズと材質も良いという、奇跡のような物体。こういった物体を今後も好き好んで集めていきたい。

          金属のうきうき

          三角石

          川で拾ってきた石。滋賀県の瀬田川産。 瀬田川は琵琶湖から流れ出ている川で、水石の名産地。ここで採れる真黒石というのを求めて以前探石に行った。これは真黒石ではなく、何という石なのかも知らないが、このショートケーキのような形が目に付いて拾った。 表面は茶色っぽく、やや光沢がある。川で転がっている内に石の表面に鉄分などが固着して層のようになった鉄丸石という石があるが、ちょっとそれに似た質感。 シンプルな形のものこそ、置いたときに良い佇まいになる。シンプルな形であるほど、質

          三角石

          鳥印

          極小サイズの銅印。骨董市で購入。 大きさは1センチちょっと。印面には「東西」と読めなくもないような字があるが、字体が古いので読めない。おそらく篆書体というやつだと思われる。調べたらネットで篆書体の検索をできるサイトもあって、それを使えば分かるかもしれない。 骨董の世界では、こういう極端に小さいものは紛失しやすいために驚くほど高かったりするのだが、これは拍子抜けするほど安かった。よく見ると鋳造時のバリもあって、そんなに丹念に仕上げられたものではないのが分かる。それでもこ

          UFO

          何だか分からない金属の物体。骨董市で購入。 中は空洞で所々に凹みがある。底に取り外したような跡があるので、建具などのパーツではないかと思う。UFOのような茶釜のような、絶妙な丸みのある形が面白い。 お湯に入れて茹でたら凹みが直せるんじゃないかと思っているのだが、破裂したら怖いので未だに実行していない。

          ダチョウ

          木彫りのダチョウ。ヤフオクで買ったもの。 確かガーナの工芸品だと書いてあった気がする。このこんもりしたフォルムにかっこよさと素朴さと間抜けさが同居している。生物を象った置物は、精巧で近寄りがたいものよりも、若干の間抜けさが漂っているような大雑把な作りのものに惹かれてしまう。 アフリカなどの木彫りの置物は骨董市でもやたらと見かける。一番多いのは象で、制作手順が1から10まで決まっているのかと思うほどどれも似ている。日本でいう鮭を咥えた熊みたいなものか。ダチョウは今のとこ

          ダチョウ