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アカン族の分銅

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アカン族の真鍮製分銅。アンティークの店で購入。幅が4センチちょっと。

アカン族はコートジボワールからガーナに居住する民族だそうで、詳しいことはこのへんに書いてあり。15~19世紀にかけて、砂金貿易で重さを量るために使われていたもの。

色々な形のものがあって、小さいものでも結構値が張るのだが、これはよく目にするサイズのものより一回り大きく、そのわりに、そこそこの値段で買えた。

重りやペーパーウェイトの類は結構集めていて、ただ単純にそこにあるだけで役目を果たしているものなので、佇まいが落ち着いていて好みの物体が多い。やはりある程度の重量があるものは、手に持ったときのずっしりとした感じが堅実で良い。逆にすぐ壊れてしまいそうな弱弱しいものは、いくら見た目が良くてもあまり欲しいと思わない。

この分銅は形が歪なピラミッド型で面白く、古い金属特有の質感もある。あまり凝った形でなく、さほど正確な形でもなく、それゆえにシンプルに素材の質感と調和していて、物体としての佇まいが気に入っている。

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