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noteをはじめたいきさつとごあいさつ

低山トラベラーと名乗って活動し、もう7年になります。

思わぬところで低山トラベルという言葉を見聞きする機会がちょっとずつ出てきて、身近な低い山に歴史散策やカルチャーハイクを求める「低山好き」たちと出会えることを嬉しく思います。

このページを訪れてくれた人の中には、もともと「低山」が好きでぼくのことを知ってくれたり、気にかけてくれているハイカーの方もいるかもしれませんね。うっかり迷い込んでしまった人(笑)もいるだろうし、検索か何かで辿り着いた人も、そして既知の友人知人たちもいることでしょう。

あらためまして、ようこそこんにちは。
そして、ご訪問、心から感謝です。

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なぜ低山か?

ということを、常々質問されます。

結論から言えば、低いのに痛快で意外で深遠で、でも親しみやすい存在感に惚れたから。人の営みが高山より色濃く(ときに怪しく笑)残っていることや、暮らしのすぐそばにある自然の営みが意外なほどに絶景で美しいことなど、嗚呼、身近なところにこんなにも素敵な山があるにも関わらず、いつもすっ飛ばして高い山ばかりでごめんなさい!ということで、いつしかアルプスや八ヶ岳よりも低山に足を運ぶ機会が増えてしまったわけです。

ぼくの自覚はいち山岳ファンですから、遠くの高い山に馳せる思いや憧れはもちろんあります。低山が危険な真夏には高山の旅人になりますし、雪が積もれば東北人としてのDNAが冬の山へと駆り立てます。

しかしながら、一般に辛く面倒な印象の「登山という固定観念」を破壊してくれる身近な低山の存在に、これからの登山業界の可能性を感じています。そう、低山や里山には登山の未来があると思うわけです(言い過ぎ?)

以来、山の歴史や里の神話民話、地理とか地質とか産業とか文化とか妖怪とか古民家とか渓とか滝とか都市伝説とか、知的で未知なる冒険ハイクを低山里山で楽しむべく、すっかりフィールドワーク的な登山を楽しんでいます。そして、そこで得た喜び――体験や知見――を、文筆と写真と小話とで分かち合うべく、会社勤めを辞めて作家活動を生業とするに至りました。

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とはいえ、どうやって食べてんの?

ということも、常々質問されます。

実際、文筆家(作家)という仕事の幅というか可能性が理解され難いからかもしれません。単に文章を書くだけでなく、興味深い相談やオファーがくるもので、「旗を立てると何かが起こる」もんだなあと。

特にぼくの場合、ちゃんとしたホームページとかポートフォリオのようなものを持っていないために仕事の実情や実績が可視化されておらず(気が向いたらSNSで共有するだけ)、余計に想像し難いのだと思います。

村上龍さんの手掛けた『13歳のハローワーク』(幻冬舎)に、作家という職業は人に残された最後の職業だという表現があります。ぼくはひざを打って合点したのですが、逆にいえば、後戻りのできない職業だという意味にもとれます。(どういうことか、興味のある方はぜひこちらでご確認を!)

いずれにしても、これまでにどんな仕事をコツコツと積み重ねてきたのか、もはや自分でもわからなくなってきているので、それをどこかに記録しておかないと、ますます何をやっているのか正体不明になってくるよなと。

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ということで、noteをホームページ的に活用する実験

をしてみようと思い立ちました。使い方としてどうなのか、ある意味、大いなる実験でもありますが、。

まずは過去にご縁をいただいた多種多様な仕事を、ここに記録していくことからスタートして、ゆくゆくはコラムなんかを書いてみようかなと。

折しも今日は、新型肺炎の影響で外出自粛ど真ん中の2020年4月15日。

ほとんどのスケジュールが消滅して時間ができたことを幸いに、散らかった情報の整理とか、まとめていない記録のとりまとめとか、こんな機会でもなければできない作業を楽しみながらやっていこうと思います。当面の仕事を失った代わりに、こういうことをコツコツやって、未来の仕事に繋がりますようにと。

途中で使い方とか変わるかもですが、なにごともコツコツ、ピンときたらGO!、走りながらチューニング、の精神でいこうと思います。

どうそよろしくお願いいたします。

※深夜便で取り上げた山をGoogleMAPにプロットしてみたり。
これまで著書や新聞雑誌、ウェブメディア、ラジオなどあちこちのメディアで取り上げてきた日本各地の低山や山旅のトレイルを、すべてプロットして公開していきます。

それでは。

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