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世界に日本酒文化を拡げたいとは?

「世界に日本酒文化を拡げたい」というのが私の生きる上での軸ではありますが、
「拡げる」と言っても何を理由に「拡がった」と定義するといいのか
もう少し分解して考えてみようと思います。

海外に在住されている方の中で、
①日本酒の飲酒経験がある人が増える(好き嫌い関係なく)
②日本酒を好きな人が増える
③日本酒をこだわって飲む人が増える
④日本酒の文化、歴史も含めて好きな人が増える

などなど挙げればキリがない気もしますが、
私個人としては「④日本酒の文化、歴史も含めて好きな人が増える」を増やしたいと思っています。

なぜなら、私が日本酒の魅力だと感じているのは、
「どういう土地で」「どういう食文化に囲まれて」「どういう人たちによって作られているのか」を知ることで、より美味しく感じると思っているからです。

なので、私は海外で日本酒が消費されるだけでなく、
実際に日本に来て、酒蔵に来て、その土地の雰囲気や気候、郷土料理、人に触れてほしいと思っています。

もちろん、①から④にかけてパイが小さくなるので、
①から②へ、②から③へ、③から④へファネルが移行できるように努めないといけません。

「①日本酒の飲酒経験がある人が増える(好き嫌い関係なく)」から「②日本酒を好きな人が増える」にファネル移行させるには、味の好みの問題に寄ってしまい酒蔵さん側がコントロールしにくいと考えています。
なので、日本酒を飲む機会を最大限に増やし、その中から味の好みがマッチした人に出会うのを待つ、または、海外現地の好みに合わせた日本酒を提案をすることが必要だと思います。企業体力と細かなマーケットリサーチが必要なので、海外現地の酒蔵さんや大手の酒蔵さんに日本酒業界を引っ張っていただく形になると考えています。

「②日本酒を好きな人が増える」から「③日本酒をこだわって飲む人が増える」にファネル移行させるには、中規模の酒蔵さんが少しでもいいので海外に輸出し、海外現地で日本酒が手に入る環境作りが大事だと思います。
または、日本へのインバウンド観光客がいらした際の酒蔵見学、試飲などの受け入れ体制を整えることも重要と考えています。

「③日本酒をこだわって飲む人が増える」から「④日本酒の文化、歴史も含めて好きな人が増える」にファネル移行させるには、大手や中規模の企業体力のある酒蔵さんが海外への情報発信を頑張っていただきつつ、小規模の酒蔵さんも日本へのインバウンド観光客がいらした際の酒蔵見学、試飲などの受け入れ体制を整えることが重要になると考えています。

すでに取り組まれている酒蔵さんや、理想論の部分もあると思いますが、これが私がアメリカや日本の日本酒マーケットを見る中で感じていることです。
私は④日本酒の文化、歴史も含めて好きな人が増え、実際に日本に来て、酒蔵に来て、その土地の雰囲気や気候、郷土料理、人に触れてもらうことを目指して日本酒業界を盛り上げていきたいです!



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