見出し画像

紅玉の。

樽に保存しておいた林檎を、程良い歯触りが残る程度に切り分ける。

砂糖はスッキリとした甘さの上白糖を使うことにした。
使い慣れた鍋は大分草臥れていたが、いざ使うときに成ればやはり頼もしい。

ふつふつと、火をあて煮てゆく。
私は、ジャムを作っているのだ。
紅玉の。

美味しく仕上げるには、煮込まれてゆく過程を楽しむことではないかと思っている。


確かに何かが生まれようとしている。
この時間がまた愛しい。

スキ❤やコメントを頂けるだけで、十分幸せを噛みしめておりますヽ(^o^)丿 もし、サポート頂けましたら、読書の為の購入資金、他の皆さんへお届けしますヽ(^o^)丿