私のいのちつかいかた/願い　青紗蘭

私の人生は終わった。詰んでる。

そんな言の葉がしらりしらりと
さみしさ鳴いて。私の手のひらにとどく。

あなたのかわりに哀しみを引き受け生きてあげられるなら、そうしましょう。
あなたの哀しみを喰らい消すことができるなら、歓んで喰らいましょう。

しかし、できない。誰にも。神にすら。
哀しみも痛みもあなたのものだから。
あなたの大切な一部だから。

私ができることは、どんな境遇に出会っても愛を失わず輝きをたやさないこと。
信じる力を一閃の光にかえて足枷となるものを断ち切る手伝いをすること。

ことばとどくまで幾度でも詩い紡ぎましょう。あなたが、光あると信じて気がつくまで。
私は、いのち断たれても詩いつづける。
石になりて塵になりて居場所などに囚われず。

私は詩いつづける。
私は詩いつづける。

愛を失わず。歩んでゆくものの先を
照らしたいのです。