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ブリッジSEの英語術!10年以上かけて培った英語学習法を一挙公開!

初めまして! ITエンジニアの天野です。

現在は社会人5年目で新規サービスの企画開発業務を行なっていますが、入社2〜4年目にかけて「ブリッジSE」と呼ばれる職種に相当する仕事をしていました。

ブリッジSEとは、和製英語で「ブリッジ(人と人との間の橋渡し)」を行う「システムエンジニア」の意味です。

僕は元々文系大卒でプログラミング等のITスキルは一切保有していなかったにも関わらず、それなりの英語スキルを持っていたことで「ブリッジSE」としてとても貴重な経験をさせていただくことができました。

具体的には、大手通信事業者のプロジェクトに参画してアメリカ本国にいるAmazonGoogleOracleIBMといったクラウドサービスを提供する企業の中の人、さらには開発を委託するインドの子会社のメンバーとの調整を行いながらサービスの運用・マネジメント業務に携わることができました。

今はAWSと呼ばれるAmazonのクラウド技術について勉強しているところですが、このブリッジSEをさせて頂いていた時の経験が今のキャリアにも大きく役立っています。

ノートの作成を思い立った理由

世の中には英語学習法のノウハウが既にもう飽和するほど存在している中で、英語教師でも外資系企業勤務でもないITエンジニア(ブリッジSE)の目線から語られる情報というのがあっても面白いかなと思い、何回かに分けて記事を書いてみることにしました。

また、僕自身は国際系の学科を卒業したため周りには僕よりも英語を喋れる知人や友人も多いんですが、社会人になってから数多くの英語スキルに悩む人と出会う中で自分の持っている「英語を自分で学ぶための学習ノウハウ」が少しでも役に立てばという想いも持っています。

※ 特に社会人になってからの英語学習は、学校の先生のように教えてくれる人がいるわけではないので、自分で自律的に学習を行うスキルやノウハウが重要になると考えています。

と言っても、すでにある程度自分で英語を勉強されている人からしたらそこまで目新しい情報がないということもあるかもしれませんが、そう言った場合には情報が体系的にまとめられていたり、既に知っている学習方法を別の視点から捉え直すことに価値を感じていただけると幸いです。

筆者の英語スペック

どのくらいの英語レベルの人が書いているのかという意味で、僕の英語スペックを記載しておきます。

高校のセンター試験での英語の得点ははっきり覚えていませんが大体160~180点程度だったかなと。それなりにいい点が取れていたように思いますが、もっと高い点数を取ってる人が周りにいたのと英会話や英作文は全然思うようにできなかったのとでそこまで英語が得意だったという意識はありませんでした。

その後、大学入学後に入った英会話サークルで、試験やテストのためではなく「実際にコミュニケーションとして利用する英語」に出会ったことがきっかけで英語の学習に没頭。

その勢いで海外留学を目指し、大学の3年次にはアメリカのカリフォルニア大学(アーバイン校)への1年間の交換留学を経験しました。

この時にTOEFLのPBT(ペーパーベーステスト)で約580点を取得しましたが、試験のための勉強をするのが好きになれなかったのと「本物の英語力があればわざわざ試験用の対策をしなくてもいいはず(試験ができても実際に英語を使えなければ意味無い)」と考えていたので試験対策はそれほど力を入れて行わず、純粋に英語力を高めるアプローチの仕方をとっていました。

1年の留学が終わって大学4年次に受けた TOEIC915点。社会人に入ってからは業務で英語が必要だったこともあり、2年目に英検1級を取得。

この頃は海外の大学院への進学を漠然と考えていたこともありIELTS 6.5(Listening 7.0 / Reading 7.5 / Writing 6.0 / Speaking 6.0)なども取りました。

と、これだけ書くとそこそこ強そうなスペックに見えますが、実際のところは1年間海外にいたくらいではネイティブの英語レベルからは程遠く...

ある程度のレベルの業務(ITの専門用語等を利用したドキュメント作成や電話での問い合わせ対応、1時間程度の電話会議への参加等)を適宜他の人からサポートしてもらいながら行うことができるレベルです。

※ 当時のチーム内に抜群に英語ができるベテランの方がいらっしゃいましたので間違い等はある程度フォローして頂いていました。

これからの連載に向けて

これまで中高6年、大学で4年、そして社会人になってからと合計で10年以上英語を勉強してきた過程を振り返ってみると「英語学習って山登りに似てるな」と感じます。

登山をしようと思ったら、まずは全体の道のりを把握しなければいけませんよね?

出発する日にちを決めたり、装備を選んだりするのも、登る山と登るルートが分かっているからできることです。

「英語学習」という山を登るときにも、まず全体像を把握することで効率よく学習を進めることができるのはいうまでもありませんが、英語学習の全体像を構造化して理解することは簡単ではありません

僕自身、今いる地点まで遠回りや回り道もしながら手探りでなんとか登ってきた経験を元に、今回の連載では「僕が英語の勉強を始める前の自分に教えてあげたいこと」をイメージしてお送りします。

その上で、1つ理解しておいて欲しいのは「学問に王道なし」というように「英語の初心者が短期間でペラペラになれる」といったような近道や裏技は存在しないということです。

大切なのは、コツコツと努力を積み重ねることですが、それでも闇雲に英語の勉強を行なっているだけではいつまで経っても上達しないというのもまた1つの事実です。

『遠回りな努力』をするのではなく『確実に英語力を伸ばす努力』を継続して行えるようにこれからの連載をご活用頂けると幸いです。

連載予定

今後の連載内容としては、まず初めに英語の3大基礎能力となる「発音」「語彙」「文法」についてご説明した後、4技能のスキルを向上させるための「リーディング編」「リスニング編」「ライティング編」「スピーキング編」と続きます。

その後は「資格試験対策編」「ビジネス英語編」「英語学習のPDCA論」と合計でちょうど10本の記事を作成する予定です。

ということで天野がお送りする「ブリッジSEの英語術」にご興味のある方は今後の連載に乞うご期待ください!

今後連載を行なっていく記事はこちらのマガジンからご確認いただけます。


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