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川口ちゃんの衣装計画#94 ポリシーに合わない要素を取り除く

前回、自分らしい服装で生きる勇気について書いた。

内容をかいつまんで説明すると、選び抜いた自分らしいファッションで毎日生きるのが私の理想で、着るからには"良い自分"でありたいが、ダメダメな日もあるのが現実で、自分らしいファッションを着ている状態でそのダメダメモードになることが嫌なので、毎日着る勇気がまだ持てないよという話。

最終的には、自分らしいファッションの日が月2~3日しかないのはさすがに少なすぎるので、とりあえず実際に今持っている中で最も浄土なファッションを30日間着てみて何がキツいかを身をもって知ろう(そのために新しいバッグほしい)という考えに至った。

まあ私がときめくバッグなんてある程度はお値段してしまいますから、実際は軽率にバッグを新調なんてできないので、現地調査に出かける前にもう少しモブ服と浄土服について自問自答することにした。

まず、本当にバッグが原因なのかってところから考えた。

なぜなら、雨の休日は防水仕様の通勤バッグで買い物に出かけることが多いが、そこまで心が淀まない時もあるからだ。逆に、お気に入りのアイテムを身につけていてもいまいち心がウキウキしない日もある。

一体何が私をモブたらしめているのか。
アウターやボトムスなど、お気に入りの服装と平日の服装で併用しているものもあるが、それらは関係ないのだろうか。うーむ。

こんな感じでいろいろ考えた結果、私をモブにしてしまう要素、その最たるものは"場の雰囲気"ではないかということに気づいた…。
通勤電車のあのギスギスした雰囲気…。こればかりはどうしようもなくてよ…。

自分でどうにかできる範囲でいうと、何か特定のアイテムとかではなく、私個人の「ポリシーに合わないファッション」が原因なのかもしれない、と思った。

具体的に挙げると、以下のようなファッション。

・タイツに直にスニーカーを履く
・熱処理をしていない、忍たまの利吉さんみたいなポニテ(※利吉さんはとてもかっこいいです、でも私の理想の髪型では無いです。)
・制服等でぱんぱんに膨れたバッグ
・普通の白マスク
・コートのボタン全閉め

別にこれらになんとも思わない人もいると思うけど、私はこれらにオシャレさを感じない。だから、まずはここから変えれば、場の空気に流されて心が淀むことが減るんじゃないかしら。

必ずタイツの上から靴下を履く。常に毛先がくるんとしていたいからパーマをかける。マスクにちょっと課金して小顔に見えるやつにする。制服を持ち運ぶ日のために素敵なサブバッグを買う。コートのボタンは…開けるか、全閉めしても素敵なコートを見つけるとかね。


…と、ここまで考えたタイミングで自問自答ファッション教室を受けてきた。


教室後の自問自答で、私が大事にしたいのは見た目の華やかさではなく心持ちの方であり、地味であることはダメなことじゃないとわかった。


おかげさまで、「選び抜いた自分らしいファッションで毎日生きたいけど、毎日アクセサリーつけるのなんてとても無理だよ~」と思っていたけど、オシャレ=華やかじゃないから、無理に盛ろうとしなくていいんだなと思えた。

外見が地味でも、自分の心が穏やかでることが最優先。「あったほうがより良い部分」を盛るより、「あるとテンションが下がる要素」を除去するべし。ありのままの自分を肯定しつつ、テンション下がる部分を減らしたい。私の中で除去対象はスニーカー直履きと、利吉ポニテとパンパンのバッグかな。


…ということで早速、耳から下くらいにゆるくパーマをかけてきた。

私は今までパーマで失敗したこと"しか"なくて(毎回おばちゃんヘアになって後悔していた)、パーマは選択肢になかったんだけど、かいまり先生のレッスンで似合うヘアスタイルや巻き髪を教えてもらったおかげで、今パーマをかけたらもっと可愛いってことに確信が持てたので、数年ぶりにトライすることができた。


結果、大満足!もう2週間くらい経つけど、毎日巻かなくても毛先が勝手にくるんとしているのって、最高!!!!!

予想通り、パーマをかけて靴下を履くようにしただけで、あの雰囲気に飲まれないというか、かなり明るい気持ちで通勤できるようになった。

どんな服を着ていても腐らないことがまず大事で、ポリシーに合わない服装を避ければ、それがもっと実現しやすくなることがわかった。ちょっとしたことでこんなに気持ちが変わるなんて、不思議。ダメな自分はいなくならないけど、ちょっとでも和らげられたらいいよね。

信じないことが信条🍤