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アスリートの投資活動から見えてくるもの

本田圭佑選手のように、アスリートが新興企業に投資するケースは、日本でも増えてきているが、世界では決して珍しいことではない。

例えば、元NBAプレイヤーのシャキール・オニールはグーグル創業時の株主の一人として知られているし、最近では、テニスのロジャー・フェデラー氏が、スイスの新興シューズ企業「On」に出資して経営に参画している様子がテレビでも放映されて話題になっていた。

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このようなアスリートの投資活動の中で、僕が最近すごく面白いなと思ったのが、レアル・マドリードやポルトで活躍したゴールキーパーのイケル・カシージャス。サッカーファンなら言わずと知れた名プレイヤーだ。

ポルト在籍中の2019年5月の練習中に、心臓発作を起こして病院へ搬送され、2020年2月に引退を表明したばかりだったが、その彼が、心筋梗塞や突然死などの疾患を予防するために、ウェアラブルデバイスやAIなどのテクノロジーを活用して心臓の問題を早期に発見することを目指す「IDOVEN」に投資したそうだ。

以下のサイトにカシージャスのメッセージが載っている。

巨額の投資自体は、一部のアスリートにしかできないかもしれないが、これを投資ではなく、「行動」と捉えると、よりわかりやすい。「アスリートの行動」には、その人のポリシーや生き様が見え隠れしている。あなたもアスリートの行動を観察しながら、「自分が共感できる」アスリートを探してみてはどうだろうか。

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