マガジンのカバー画像

閑話休題シリーズ

21
運営しているクリエイター

#日本

閑話休題(15)―香港で過ごした二週間と日本人老板

今回は、、いつも以上に「自分語り」「昔語り」満載の内容となっております。苦手な方は回れ右をよろしくお願いします。 私が初めて香港の地を踏んだのはもう30年くらい前の話。 福建に留学していた時、大学の留学生寮で知り合った華僑の子息と、台湾人の友人と行ったのが最初です。友人と連れ立って、昔の日本の観光バスを改造したオンボロ夜行定期バスに乗り込み、陸路直接深センに行きました。 翌日朝午前5時に羅湖に到着した私たちは歩いて羅湖ボーダーを渡り、その足でMTRの当時の終点である紅磡

閑話休題(14)──中国の人たちは変わったのか

前回は私自身の中国に対する思いを自分目線で語りました。ならば、実際私が見てきた40年近くにおいて、中国と中国の人たちの心境は変化したのでしょうか。 これは実際本人たちに聞かなければ分からないのですが、私自身が客観的に見てきた印象から、独断と偏見ではありますが中国の人たちの「意識の変遷」を少し語ってみたいと思います。 私自身は大きく分けて、80年代~90年代までの「猫も杓子も」期、00年代から10年ぐらいまでの「自信みなぎる」期、10年から18年ぐらいまでの「自意識過剰」期

閑話休題(6)――「帰国したらただの日本人」

私自身、今の留学生は恵まれているなと感じることが多々あります。 今はSNSが発達しており、SNSを使って他の人と中国語の勉強をしたり、中国に対する見聞を深めたりすることができます。それだけでなく、中国にいながらにしてさまざまなSNSにアクセスして自分をアピールすることもできます。 そして、SNSでもリアル(つまり中国の街中)でも、「留学している日本人」というだけで他の人との違いを出せます。中国留学中に、「中国文化に近い(理解している)人」「日本文化の人」として、ビジネスを

閑話休題(5)――彼女の事

【注意】今回は特に自分語り&デレ要素が満載です。苦手な方はブラウザバックしてください。 広東語を勉強するために広州の某大学に転学してきた私。 当時はちょうど2年間の中国留学生活の最後の半年ということで、大学に到着した後、気を入れて広東語の勉強をしようと思い、広東語の「相互学習」の相手を探すことにしました。 相手を探す経緯については、「閑話休題~あの日の事。」で話した通りです。Xさんからは、「じゃあ、彼女に●●君(私)の授業の後に会うように言っておく」と言われました。