佐渡初日の夕陽 #3
両津は他のエリアと比べて「昭和感」が強い。いわゆるシャッター商店街を抜けて佐渡の中心部へ向かう。茶色く錆びたシャッターの殆どは閉まっていて、小路には寂れたスナックがいくつか見えた。
昭和35年、佐度島にはなんと11万人もの人がいた。金山で働く労働者を含めればもっと人がいたことになる。
いまは5万人弱。過疎は珍しくないが、小さな島の中で6万人が消えるというのはかなり違った風景だと思う。
両津から中心部の金井までは何もなかった。というより本島の田舎を走ってるのとまるで同じだった