僕らは夢を追うことに、少し疲れてしまった話、それでも夢を見ていたい話。
僕が小説を書き始めたのはちょうど20歳の時だった。
当時僕は公務員として安定した生活を送っていたもの、なんだかつまらない生活を過ごしていた。
そんな時、職場の先輩に出会った。先輩は僕より1つ上で、お互い読書が好きな事もあってすぐ打ち解けたのだ。ある日、居酒屋で一緒に飲んでいるとき、先輩は少し恥ずかしそうに言った。「俺、実は小説を書いているんだ」
先輩は【小説家になろう】というサイトでその名の通り小説を書いていた。
僕は身近に小説を書いている人なんて全くおらず