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ここで働きたい。と言えるだろうか。

先日寝る前に突然きたメール。
『アルバイトさせていただけないかなと思いメールしました!』

おまえ誰だよ。。。。私は眠気まなこ。
明日返事します。と寝た。

本当に働きたいなら履歴書添付しろよ。熱意示しとけよ。
店来いよ。

30代半ばの私はそうも思ったが、これは今風だとも思った。
そもそも募集してるとも発信してないなかでメールをしてくる「行動」は評価ができるし、4坪のお店にとっては事件である。
うちで働きたい・・・・か・・・
動機が何であれ、素直に嬉しい。しかしどう考えてもこのヒトの情報がなさすぎるのである 笑
私は返した。

「お店に来たことはありますか?
あなたのことが知りたいのでFACEBOOK or note or Twitter アカウント教えてください。」
これらは履歴書であり、過去必要とされてきた履歴書提出はうちにはいらない。それより重要な情報がSNSには詰まっている。

今風へ、より今風返しを試みた。 返ってきた。

「1度だけ行きました!!インスタならあります!!」

1度ね。OK。そしてインスタか。あえて外した。それはあえて外したのだよ。。。

見てみると、1600フォロワーのかっちょえ~感じのインスタ。
あきらかにうちテイストではない。。。困った。

とりあえず、話しましょう。お店に来てください。
今日話しました。

採用が決まりました。

考えてみれば、お金を1円も投入せずにうちで働きたいって人が現れることは凄いことだと思う。

店にいるその人に向かってチーム常連は言った。

店、間違っちゃったの!?w
やめた方がいいよ!w
他行った!?w
いい店あるから紹介するってw

ことごとく全員がそう言ったもんだから戸惑ってた。
そんなチーム常連は帰り間際にセリフを捨てていく。

頑張って。
鍛えられるよ。
運命が変わるかもね。
いや、君にとってこれが必然なのかな。
君、引きが強いね。

20歳、私は、ここでの経験がこの人の今後の人生の土台になるのか、と考えた。大人って、仕事って、社会って、素敵だ☆
そう思われるよう一緒にやっていきたい。
この人の人生を少し担ぐことになると思うと、サボってられんなと思う。

いただいたサポートをもとに、もっと美味しくおもしろいコーヒーを皆様にお返しします。