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自粛期間を経て動き出したこと・・

長らくNoteを書けない日々が続き、ようやくトンネルから抜けたようです。

2020年の春「安曇野プロジェクト」としてスタートしたシードペーパーの国産化プロジェクト。そろそろ第一フェーズが終わりそうです。

この間、コロナ禍とちょうど時期が重なり、安曇野工場は長野県下の福祉施設でもあるため、県外からの往来が禁止されました。本来、同じ場所に、目の前にいれば、直接会話し理解しあえただろうことが、電話やチャット、ZOOMに頼るだけの1年半となり、もどかしい思いをかかえながらの前進だったのです。

それでも、お互いの思いをぶつけあい、話し合い、メッセージでやりとりしながら、ここまで来れました。相手が信頼できる長年の友人だったというのは大きな助けになったと思います。

印刷現場スタッフの取り組み

プロジェクトの当初、まずは製紙ではなく、輸入紙のシードペーパーにインクジェット印刷と型抜き加工をするところから始めました。

しかし、シードペーパーへの印刷は困難で、仕上がりの品質管理のハードルが高いです。厚手のシードペーパーは通常の用紙より給紙しにくく、手挿しなので、少しでも給紙方向がゆがむと印刷が曲がってしまいます。両面はなおのこと、オモテと裏の印刷位置を合わせるために、担当者たちが工夫を重ね、なんとかコツを見つけようと取り組んできました。

今後は、印刷を自分たちでコントロールできる規模に抑え、通販商品の制作、型抜きや袋詰めなどの作業も行っていきます。

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山梨の和紙工房と協業

一方、国産シードペーパーに向けて、紙漉きの試作を2021年春にスタート。和紙の里で400年の歴史をもつ製紙会社とともに、約10ヶ月にわたり、使用する古紙の選定、インクの除去、各種古紙の配合率、再生パルプの濃度や手すきの厚み、タネをすき込むタイミング、乾燥方法や乾燥時間などを少しずつ変えて、何度も試作を重ねてきました。

いま、試作は最終段階に入っています。応援よろしくお願いします!

#シードペーパー #国産 #リサイクル #資源循環 #リユース

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